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血塗れの叫び  作者: ある人
第1章
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ep.4 異変

「この人はソラ、僕の昔の友達です」


「おおそうか、これからよろしくな?」


「わかりました、よろしくお願いします」


ソラというのはフレンの事だ。流石に王家の名前を出すのはまずそうっていう理由でソラとなった。ちなみにソラという名前は僕が決めたんだ!えっへん。


「あっ、あれ?どうしたんですかレイさん」


何かを考えているように見えて聞いてみる。


「あっいえ何でもないのよ」


うーん...何か変だけど知りすぎることは良くないだろう。そっとしておこう。


「そういえば知ってるか?フレア、実は最近魔物の様子がおかしいらしいんだ」


「様子がおかしいって?」


「まるで誰かに指揮されているかのように規則的に動いているんだ」


指揮...?確かに変だ。野生的に動くはずのモンスターが考えて動くなんて考えられない。


「おい!大丈夫かっ?!」


なんだ!どうしたんだ?!

振り返るとそこには


身体に沢山の傷を受けた冒険者が居た。


「どうした?!何があった!」


「護衛任務で地方貴族を護衛してたんだが...いきなりモンスターどもが現れたんだ...それだけなら良いんだが、あいつら...誰かに指揮されているみたいだった...的確に隙をついて来やがる...」


なんだって...と言うことはもしかして...


「「魔王?」」


フレンと言うことが重なった。恐らく同じことを考えていたんだろう。


「まっ、魔王なんて物騒なこと言うなよ..あいつは100年前に滅んだんだろ?」


「いや、そうともいえなさそうだ」


そういって出て来たのは眼鏡を掛けた白髪で細身の男の人だった。


「どうやら100年前にも同様の事が起きていたらしい、歴史書に記されている」


「な、なぜそんな事が分かるんだよ?ヴァーリ?」


「勉強するのが趣味なんでね」


と言うことはやはり魔王なのか...だとしたらどうすれば良いんだ...代々魔王を倒して来た人間は王家の...ということは...





フレン...なのか?

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