ep.1.5 その後
今回はサイドエピソードー
「ごめんなさい、まさかご飯まで奢ってくれるなんて」
「いや、どうってことねえよ、今日やるんだろう?」
「はいそうです...自分にできるかどうか不安で...」
「大丈夫だって、お前なら出来る」
そう言ってくれるのは嬉しい...でも本当にモンスターを殺すのは...
「あの...モンスターを殺すっていうのは本当に良いんでしょうか?」
「そうだな...俺は綺麗事を言いたいわけじゃないが、正直あまり良い気分にはならねえよ...要するに、世界はみんな自分勝手なんだ」
みんな自分勝手...「俺はあいつが許せない...」ッ!
「さて、そろそろ食べて帰ろうぜ」
「そうですね」
そう言ってお皿を動かした時、身体から力が抜けそうなとても嫌な音がした。
「うぅッ!」
「嫌な音だよなぁ、全く...こんな音で良い金稼ぎの方法があったらなぁ」
「多分ないと思います...」
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「お疲れ様ですレイさん」
「どうもフレアさん、もうあの時から三日も立ちましたね...ププッ」
「何笑ってるんですかー!恥ずかしかったんですよ!」
「あ!そういえば今日でしたよね?」
「はい、頑張ります!」
「お気をつけてー」
彼、今日も可愛かったなぁ...うふふ、いつ思い出しても笑っちゃう。
キュリア様...この私に...どうか...
次回もどうぞー