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血塗れの叫び  作者: ある人
第3章
15/15

番外編 ep.10の別案

10話の別案です。

「..い...おいっ!あんた!」


「.....何」


「そこ邪魔だよ!退けよさっさと!」


「ったく、ガキが」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


いつもなら話しかけてくれる人が居ない。いつもなら笑って話せる人が居ない。

僕が無くしたんだ。


襲撃から1週間が経った。あの日以来フレンとは会っていない、フレンなりの心遣いなんだろう。彼は優しいな、僕なんかと出会わければ良かったのに。


死にたい、僕が二人を殺したんだ。もう...何もしたくない。


もう...死のう....思い残す事なんて..

『俺の...引き出しを開けてくれ』

....!


俺の...引き出し、そう言えばどうしてオーデさんはあんな事を言っていたんだ?死ぬ直前に...それに妹さんもいるって聞いていたし...


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「確かこの辺りのはず...」


そこはヨルムの街にある小さな家だった。


とりあえず誰か居ないか確かめてみよう。


「あの...すみません、誰か居ますか?」


そう言ってドアを軽くノックする。

しかし暫くしても返事が返ってこない、どうやら留守のようだ。


それにしてもこの家、薄汚れているな...掃除していないのかな?


「おいあんた、そんなところでどうした?」


「あ、実はここの家にいる女性の方に用があるんですけど」


「あぁ...そういうことか...くそ」


「またオーデのくだらねえ妄想話に付き合わされてたのかよ」


「え?」


妄想...なんのことだろう。


ドアノブに手をかけると開いた。鍵はかかっていないのか?...まさか...


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


オーデさんの妹さんは3年前に亡くなっていた。孤独というものに耐えきれなくなった彼は、現実から逃げ、妹がいるという妄想をしていたのだろう。


いつも一人ぶつぶつと、誰もいない場所で。


家に入ってすぐ気付いたんだ。だって

もう...









折れてるから

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