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血塗れの叫び  作者: ある人
第2章 魔物大量発生編
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ep.6 大戦闘

「行くぞオオォ!」


リーダ格の男がそう言うと周りの奴らが一斉に走り出す。俺もそいつらに着いて行く。フレアは大丈夫だろうか?いや、大丈夫だろう...信じよう。


そう考えていると前からイーグルバードが突っ込んでくる。急いで剣を持ち替える。上手く間合いを測って...


「てやぁぁっ!」


グチャッと嫌な音をして翼が真っ二つになる。叫び声を上げながらイーグルバードはその息の根が止まる。

しかし次の瞬間沢山のモンスターが一斉に走ってきた!


「くそっ!やるしかないかっ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「やぁぁぁッ!」


これで何体目だろう...最初にデスキラーラビットを狩った時から4日もたって色々なモンスターとも戦って慣れてきたと思ったけどこれは想像以上に厳しいかも...


「うわぁぁぁぁっ!」


その叫び声のする方向を見ると


身体と腕が離れ、のたうちまわる男が居た。腕からは血が滝のように流れ出ている。その瞬間、小さなモンスターが空いた腕から身体の中に入っていった。

マズイっ!


次の瞬間


その男の身体は爆発していた。

肉片が飛び散り、血の雨が降っていた。その血は、先程まで生きていたと感じさせるような暖かさだった。

うっ....


「おええぇぇ...」


思わずその場で吐いてしまう。

目の前で人が死んだ...目の前で...


「立てっ!」


その声のする方向を見るとヴァーリさんが居た。


「この場で倒れるのは殺してくださいとでも言っているようなものだぞっ!君は彼のようになりたくはないだろう?!だったら立つんだ!」


そうだ...生きなきゃ...絶対に!絶対に!


「うぉぉぉぉぁぁぁぁッ!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


気が付くとそこは戦場の真ん中だった。

いや、戦場だった場所だ。

数えられない程の死体が転がっている。

僕は...あれからどうなったんだっけ。

僕は...


「大丈夫ですか?!」


この声は確か...


「レイさん?」


「良かった...無事で!」


「レイさん!?他の皆さんは?!」


「.....数十名以外....」









「..死にました...」


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