最初の選択
派手なエフェクトと共に不気味な姿をしたモンスターがポリゴンのかけらとなり消滅していく。
「ふー、今日はこの辺で終わりにすっか。」
男がゲームの電源を消そうと電源ボタンに手を伸ばしたとき不意に画面が変わり
勇者はどうする
1.世界を救う
2.世界を支配する
「…?」「なんだこれ?」
男は戸惑いながらも「1」の「世界を救う」をクリックした。
次の瞬間男が無数のポリゴンとなり画面の中へ消えていった。
不思議な感覚が消えると、男は目を開けた。そこはまるで、宇宙のどこかのような、暗闇だった。すると、突然目の前に半透明の四角い、物体が現れ
勇者はどうする
1.1000ゴールドを払い蘇生する。
2.魔物として、蘇生する。
「また、この画面か。さっきと少し違うな。………。」
男は少しの間悩み、「1」を選択した。
「まあ、魔物にはなりたくないからな。」
男は暗闇の中で目が覚めた。
「……どこだここ。」
男が、起き上がろうと上体を起こそうとすると頭が何か硬いものに勢いよくぶつかった。
「…って!」
突然の痛みに声が出なかった。どこからか、木の軋む音ご聞こえ男が警戒していると、暗闇の空間に僅かな光がさし込んだ。そして、完全に光が差し込んだところで男は起き上がると
「おお、勇者よ死んでしまうとは情けない。」
そこには、西洋風の顔の一人の男が立っていた。片手に分厚い本を持ち、ローブを纏っている。
…誰だ、こいつ。神父…か?男が周りを見渡すと、ここが教会の中だということがすぐにわかった。そして、今、男がいる場所それが棺の中だったのだ。
「どうしたのだ?勇者よ。」
「えーっと、ここどこですか?」
「ここか?ここは、始まりの村の教会のなかだが?」
「始まりの村?」
おかしい、俺が住んでいる近くに始まりの村などなかった。それに、俺は何故棺の中に?………
「さあ、勇者よ世界を救うのだ!」
男が、考えていると神父が喋った。その時、男の中にあるピースとピースがうまくはまり、一つの答えにたどり着いた。
ここは、俺のやっていたゲーム「ラグナログ」の世界だ。
初めて小説を書きました。メチャクチャでぐちゃぐちゃですが、どうか広い心で読んでくださいm(。_。)m