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白黒の勇者と七人の魔法使い  作者: 低血圧魔王
4/4

元 雷鳴+女顔男子=勘違い

更新速度が亀以下で本当にすいません(´・ω・`)

「ようこそお越しくださいました、勇者様、方……」


 光が収まり目を開けると、魔法陣の目の前にこの国の王女っぽい金髪碧瞳の女子がいた。そして一目惚れでもしたのか、光に熱い眼差しを送り始めた。

 おぉう、何というテンプレ。そして我らの主人公、光はその意味に気付かず不思議そうな顔だ。

 ………ないわー。流石の紫闇も顔が引き攣ってるよ。三枝が目でいつもこうなのかと聞いてくる。そうか、三枝は噂で知っていても直接見たことは無かったし、噂も誇張が入っていると思ったのか。

 …………ん?光の噂ってどんななのか?

……ああ、うん。それはな、高校の中庭で空から落ちてきた女子(何故か天使っぽい)を偶然キャッチしたり、クラス全員の女子(私除く)からバレンタインチョコを貰ったり、四人揃って遅刻しそうになって(光だけ食パンを咥え)走っていたら曲がり角で女子と衝突したりした、等々沢山の噂がある。因みに全て事実だ。

 というか、何故お前()が食パン咥えてんだよ。

普通咥えてるのは女子だ。急に立場逆転するな。

 閑話休題。


 奥の方から同じ金髪碧瞳をした王子が出てきた。多分女子を誑し込む為に出てきたんだろうな。

 ん?どうして下條の方に……?


「勇者のお嬢さん、お手を」

「えっ?えっ?」

「「「ブフッ!!」」」


転生者組が吹き出した。私もだ。


「アッハハハハ!腹いてーwww!!」

「クッ…来空……とうとうッ、間違われて…www」

「し、下條wwwドンマ、ッハハハハ!」


上からネル、ルイ、私の台詞だ。


「ちょっ、そんな笑わないで下さいよ先輩方!

僕だって好きでこの顔に生まれた訳じゃないです!」

「諦めろ、下條」

「黒峰先輩!?それはどういう……」

「霙弥君は知らないけど、雷輝と祢琉は暫く同じネタでからかって来るからね」

「白鷺会長まで!?」

「……どういう事なんだい?」


未だに自分の勘違いを理解出来ていない王子様(笑)。しょうがない、私が説明しようじゃないか。


「要するに、貴方が話しかけた彼は男って事ですよ」

「なっ!……それなら女性は誰なんです?

神託では6人の男性と1人の女性がいるはずです」

「私です」

「「「……えっ!?」」」


その場にいた護衛の騎士達も驚いて声をあげる。

……別に、男らしいは誉め言葉ですから。

 因みに今の私達の服装は生徒会用の黒いシャツに白いブレザー、学年別の色のネクタイを着けている。

私は男子用制服を着て髪をポニーテールにしていて、勿論、下條も男子用制服を着ている。


「し、失礼レディ。貴女が魅力的過ぎてつまらぬ真似を」

「ハハ、ご冗談を」


流石に無理のある言い訳だろ。

まぁ、仕方がなくエスコートされてやるよ。

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