七人の魔法使い+報告会=転生
「それじゃ、報告会を始めるよ。
異常無いと思うけど、名乗りの後に報告して」
「火炎のネルフィアド。砂漠、異常無ーし」
「水氷のルイトゥレール。雪国、異常無しです」
「風嵐のシエラトリネル。山岳、異常無しよ」
「土鉄のテトルーチェ。沼地、異常無しだ」
「光聖のシュリエルメ。聖域、異常無いよ!」
「影闇のリカルドゥッテ。魔の森、異常無し」
「雷鳴のライディネラ。世界樹、異常無し…と。
案の定平和だね」
「でもさー、平和ってさー……退屈じゃね?」
「戦闘狂は黙っていなさい」
「うん、まぁ、確かに退屈だね。
……と言う訳で、転生したいんだけど、どう?」
「いや、ちょっ……ライ!?」
「ふふ、ライのご乱心ね」
「シエラ、笑い事じゃありませんよ!
第一、ライ、貴女どうやって転生なんてするんです?魔術式を組んでいる訳でもないですし……」
「あ、その魔術式なら……ここに」
「準備万端じゃないですか!!
そもそも、そんな成功してもしなくても一大事になりそうな物する訳ないでしょう!」
「じゃあ多数決しようか。
……ねぇ皆、未来に転生したいと思わない?」
「俺したーい!」
「アタシもしてみたいわね♪」
「俺様もしたいな」
「私も私もー!」
「僕も…」
「うん、ルイ以外全員賛成だね」
「貴方達……!」
「因みに私達が居なくなる事に関する対策はもうしてあるから。
んじゃ、転生しようか」
「え!!今からですか!?」
「さーん、にーぃ、いーち」
「いや、ちょっと待……」
「ぜーろ!」
そして、辺りは光に包まれた。