名前長すぎwwワロスww
話の展開の進むスピードが遅いのは勘弁してください...
恐怖。そう、確かにその感情は存在していた。だって、ゲームなんかでよく知っているドラゴン、それが目の前に現れて喜ぶ者はいるだろうか?
状況しだいでは喜びが溢れることもあるかもしれない。だが、考えてほしい。ドラゴンがよく知られている理由はなんだろうか?それは―
恐怖。
その強さ故に誰とも馴れ合わず、孤独。自分が生来強者であることを自覚し、その力を振るう者。故に誰もがその存在を恐れ、妬み、恨む。孤高の存在。
だが、唯一はその親しげな声を聞き、その全貌をしっかり目に入れると...
綺麗だ...
そうそのドラゴンは翠玉、というかそれを越えるような鮮明さを醸し出している。濃くはなくどちらかといえば優しい色合いだ。正直、芸術という部分においては、あの、モナリザにも勝てるかも?
と思わせるほどに美しい。事実、芸術などにあまり興味を持たない唯一ですら、すべてを忘れ、見惚れていたのだから。しかし、放たれる声によって正気を取り戻す。
「おーい。大丈夫かの?」
「ハッ! す、すいません。ドラゴンさんが綺麗過ぎて見とれていました。」
その言葉を受けた名も知らぬドラゴンは少し、焦ったかのように言葉を返す。
「き、き、綺麗じゃと!?う、嘘をつくでない!儂はこの姿で人間にずっと怯えられていたのじゃ!それともあれか!?わしの力を利用するため見ることが恐怖でも耐えてみせると!?おかしいと思ったのじゃ...ここに人間が来るなど!やっと誰かと話が出来るのか、などと考えておったわしの心を返せ!」
めちゃめちゃ心外すぎる。というか本心なんですけど!あぁ...どうすれば信じてもらえるんだろう。なんて考えていると。
「いや、そうか。そうよの。すまん、少し正気を失っておった。わしを綺麗などというやつはおらんかったからの。何かあるんじゃないかと勘繰ってしまった。というかそもそも邪悪な心を持つものがここにはいる事は許されんからの。...と、少し落ち着いた所で自己紹介といこうか。」
そういって、ドラゴンさんはゆっくりと言葉を紡ぐ。
「儂の名前は、エルメニウム・アルマネ・アルガレウスじゃ。このままの姿ではなんじゃ。ちょっと待っとれ。」
そう言ってドラゴンさんは押し黙る。どうしたんだろ?
次の瞬間、目の前のドラゴンさんの姿が光はじめる。もちろん眩しくて目をつぶった。...終わった?光の放出は終わったらしいけど、目が...
ちょっとして目が開けられそうになり、目の前にいたのは。緑色の髪をした女の子。顔立ちも非常に整っていて、雰囲気はお姫様のような...気品があるじゃないけど、天真爛漫。そんな雰囲気がある。
そして身長は...
「こら!儂を見下ろすでない!」
俺が165cmぐらいだから...150cmぐらい?決してロリ、言い方を変えれば幼女。ではない。俺と同年代らしき見た目だが、そこには年の差を感じられるような一
「おい!儂の話をきけ!」
一気がしただけだった。これではらちがあかないので、とりあえず...
正座。まずはこれでいいんだろうか?俺の方を見て満足そうに鼻を鳴らした...誰だっけ?名前長すぎるよ....
「よし。それでは改めて、エルメニウム・アルマネ・アルガレウスじゃ。よろしくの。」
「木村唯一です。こちらこそよろしくお願いします。というか、すいません、名前をなんとお呼びすればいいんですか?」
長いんで。
「名前のぉ...」
目の前の少女は少し悩んだようにしたがそれも数秒のことで、思いついたらしい。
「おぬしが決めろ。」
「えっ?」
「おぬしが決めろといっておる。」
俺に名前を決めて欲しいらしい。この名前が長い人は。
◆◆◆
散々悩みまくった、というわけでもないが決まった。エメラルドのような瞳に短い髪なので...
「エメラ!ど、どうかな...?」
気に入らなかったら殺されたりしないよな...
戦慄を覚えながら俺は相手のでかたを待つ。
「エメラ...」
頼む、神様!!
「うむ!気に入った!よし、これから儂はエメラじゃ!」
エメラは嬉しそうに微笑んだ。
ニコ動にサバンナ機動隊という人たちがいるんですが、マインクラフト実況の中で一番お気に入りです。youtube でも見ることが出来るので見てください!
あと、全く関係ない話ですが新しいタイトルを投稿します。それはこちら以上に不定期になると思われます。...毎度の事ながら、勘弁を!!