1月4日 イニシャルFが湧いてでました
おはようございます。
今日もいい天気みたいです。
カーテンからお日様の光が差し込んでます。
小鳥の歌声も聞こえてきます。
お正月も終わって、今日から平常運転です。
日本じゃまだまだ冬休みですけどね。
宿題や課題をやらなくてもいいのが、異世界クォリティーです。
今週末ぐらいから、冬アニメの放映開始です。
録画予約して、何をみるか決めなきゃですね。
時々、ログインしてソロでゲームもしています。
ソロで遊ぶより、みんなとイベントクリアするほうが楽しいけどね。
とりあえず元気だよって知らせるためですから。
シグムンのトキさん、昨晩思いっきりもふらせていただきました。
「そこを撫でてほしいのです」のセリフ、いただきました。
ギンさんとトキさんが指定する「そこ」。
尻尾の付け根と腰骨の間ですが、魔力を循環させるときによく流れは滞るんだって。
人間が肩や腰がこるように、ギンさんたちもそこがこるそうです。
トキさんはそこをさわさわすると、尻尾がぶんぶん反応してました。
さわぴんなギンさんより、トキさんのほうが激しいさわぶんです。
いろいろあって、個性って面白いですね。
残念ながら、トキさんはお泊りしなかったけどね。
トキさんは、火炎山の向こうに広がる森を警護してるそうです。
「サツキ殿も機会があれば訪ねてきてください。
吾の警護する森の先には、海もあるのです」
海ですよ、海。
猫の街の救援部隊に半漁どんもいましたね。
彼らは海に住んでるんだね。
うん、いつか必ず海も見に行きましょう。
今日の予定です
午前中は、ギンさんと一緒に森のパトロール。
午後からは猫の街へ出勤です。
猫の街に行くときは、ブランデーとウィスキーの空き瓶を持っていきましょう。
どこかの酔狂なお金持ちが買ってくれたら。
私のお財布も幸せ、猫の街の商業ギルドも幸せ、なはず?
森のパトロール飛行は、無事終了。
昼ごはんのあと、トラベリングストーンで猫の街へ転移です。
いつもの皮ジャンとブーツ、登山ナイフを装備して。
割れないように梱包した空き瓶をディバックにつめて。
忘れちゃいけない、採取したクローバーも持って行かないとね。
「ギンさん、準備オッケーです」
「では、参ろう」
すっかりおなじみな軽い浮遊感と、薄い膜を突き破る感覚。
次の瞬間には、猫の街冒険者ギルド前です。
三日ぶりの冒険者ギルドは、なんだか騒然としています。
入口前に猫だかりができてます。
何か言い争うような声も聞こえます。
「私はギルド長だ、受付係り風情が何故、私の邪魔をする!」
「新しいギルド長が決まったにゃ。あなたの冒険者証は取り消しになったにゃ」
「そんな話は聞いてない、そこをどけ!」
「ギルド内に入ってはだめにゃ」
なんか聞き覚えある声です。
片方は受付猫のトルナ嬢。
ギルド長を自称してるのは…。
「この臭いは、あの馬鹿者ぞ」
ああ、やっぱりあれですか、話聞かない黒猫フィリップ氏ですか。
ややこしいのと遭遇しちゃったみたいです。
私とギンさんを見つけた猫さんたちが、ごく自然に道をあけてくれました。
その先に言い争うフィリップ氏とトルナ嬢。
フィリップ氏は、あいかわらずビロードの黒いローブ姿です。
入口の前でふんばるトルナ嬢の胸倉をつかんでます。
私のトルナ嬢に、なんとゆう無体をはたらいてるんですか!
「女性に暴力奮うなんてサイテー!」
迷わず、黒い彼の尻尾、思いっきりつかんでやりました。
「フニャーーーッギャア!」
意味不明の叫びをあげて硬直するフィリップ氏。
「トルナさん、今のうちにハリィさん呼んできて!」
「わかったにゃ、サツキさん、ありがとにゃ」
さて、このフリーズ黒猫さん、どうしましょうかねえ。