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12月24日  整理整頓は大事ですから

 魔力無尽蔵って、ほんとチートだと思います。

あれだけヒーリングと魔力補充したあとでも、尽きぬ魔力がありますから。

魔力の出所、いったいどこなんだろうね。

気になるけど、考えるのはあとにしてっと。


 猫の街から伸びてる街道、魔物がいた区域は完全に破壊されてます。

城門も堅牢な城壁も半分以上崩れ落ち、瓦礫の山です。

急いで街道と猫の街をつなげなきゃ、ですね。

すでに冒険者さんたちが初めてますが、作業はあまりはかどってません。

ここはチートな魔力全開でとばしましょう。

丹田で魔力寝るのは、もう無意識でやってます。

修行の成果、よーく見ててくださいね、ギンさん。


「冒険者のみなさーん、瓦礫をどかせまーす!大至急、退避してくださいーー!!」


ギンさんに上空を旋回してもらって、退避勧告しました。

呆気にとられた猫さんたち、上空を飛び幻獣の驚いてすぐさま退避していきます。

誰も居なくなったね、よし、ではやりますよ。

練った魔力を一気に開放です。


「瓦礫一同空中浮遊、整理整頓整列!右向けー右、城壁外に向かって進め!」


最新の注意を払って、開放した魔力を制御します

私の視界にあ入る全ての瓦礫を浮かせます。

大きい瓦礫は、小さい瓦礫に大きさ合わせて割ります。

割った瓦礫を城壁の外へ移動させます。

破壊された城壁を補強するように、積み上げます。

以上、瓦礫浮遊撤去、ならびに城壁補強終了。

猫の街と街道は、無事つながりました。


魔力無限大の人なら、誰でもできる簡単なお仕事です。

いかがでしょうか?


「おなか空いたよ、ギンさん」


「……左様か」


ギンさんは空腹でくたっとなった私をのせて、冒険者ギルドへ飛んでくれました。


「やったのにゃ、すごいのにゃ」


「ありがとにゃ、人の魔法使い、助かったにゃ」


「俺たちも頑張るにゃ」


って騒ぐ猫さんたちの声が、聞こえてきました。

役にたったのかな、私?それなら良かったです。


「ごはん、リザードマンさんズが作ってるのかな?」


「かもしれぬな」


「ワイルドな森の獣さんの生き造りとか、ちょっとやだなあ」


「それはあるまいぞ」


「だといいなあ」


「ギルド上空じゃ、降りるぞ、サツキ」


「りょーかい」


あ、なんか香ばしい匂いがします。

これは、お肉を焼く匂いじゃないでしょうか?


「ギンさん、肉、肉を焼いてます。そこに降りてください」


「…りょーかいぞ」


ため息ついて、ギンさんは香ばしい匂いがたたようギルドの裏手へと降りてくれました。


※※※


 いくつもの焚き火がたかれ、金網が張り巡らされた台の上。

大量の分厚い肉と野菜が焼かれてます。

塩と香料と肉汁のハーモニーです。


バーベキューですよ、バーベキュー♪


焼きあがったそばからリザードマンさん達が、猫の街の住人に配っています。

ホールの怪我した猫さん用に、滋養たっぷりのスープも料理されてます。

食欲を刺激するいい匂いです。

もうたまりません!

ギンさんが着地すると同時に、焼肉を配るリザードマンさんの所に走りました。


「サツキ!気をつけよ、危ないぞ」


ごめん、ギンさん、今は食欲に支配されてますから。


「私にも下さい!」


「む、人のメスさま、食べるか?」


「はい!」


 給仕してる亜麻色の巻毛のリザードマンさんが天使に見えます。

君は、リザードマン界のいけてるハンサムさんだね。

むだに綺麗な巻毛、後光のようですね。

きらりと光る鋭い牙も、つやつやの鱗スキンもイケてますよ。


「人のメスさま、食え、うまい」


「ありがとー♪」


「山盛り、特別、ないしょ、ないしょ」


亜麻色巻毛をゆらして、にかっと笑うリザードマンさん。

いい人認定、決定です。

食べ物がおいしいって、幸せだよね。

お皿に山盛りの、こんがり焼けたお肉です。

なんの肉かわかりませんけど。


『ヴァルノーラの翠大角鹿の肉 翠の毛皮は最高級品として流通 

 角は万能薬の原材料として珍重 肉は甘味があり美味』


鑑定君が文字情報を流してくれました。

自動で仕事する鑑定君、さすがレベルマックスだね。

なにはともあれ、いただきま~す。



今日の投稿です。

ブックマークありがとうございます。

今日の大いなる糧となってます^^

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