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12月22日 ドラゴンがやってきた!

 やり直しの珈琲ブレイク終了後、また魔力を練ります。

もう、ほとんど意識せず魔力を練ってます。

おへその下の丹田、ここで魔力が渦巻いてます。

イメージ的に渦巻星雲みたいな感じかな。

この渦巻きで腸の動きがいいせいか、すぐにお腹がすきます。

そういえば、白毛玉のせいでお昼ごはんまだ~な状態です。

なにか、こってりしたのが食べたい。

肉、肉、肉みたいなー。


 冷蔵庫の中身をみて、トマトが完熟してるのに気がつきました。

このまま放置したら、トマトの腐乱死体ができちゃいます。

よし、トマトのシチューを作りますよ♪

猿でもできる、トマトシチューのレシピはこうなのですよ。


ニンジンさん、ジャガイモのメイクイーンさん、タマネギさんに。

とっておきの牛肉さん。

くし型に切ったタマネギは、キツネ色になるまで深めのブライパン炒めます。

乱切りのニンジン、ジャガイモ、お肉も一緒に炒めます。

お肉に少し焦げ目がついたら、水とスープキューブとトマトの乱切り投入。

ローリエとバジル、オレガノの乾燥ハーブをたっぷり振りかけて。

後は煮るべし、煮るべし、煮るべし!

アクはこまめにとるのがコツですよ。

塩、胡椒、ケチャップ、ウスターソースで味を調えて出来上がり。


ほかほか湯気のあがるお料理は、幸せの象徴だったりしませんか?

とーさん、かーさん、にーちゃんが居ると完璧なのになあ。

ハリィさんの黒パンを軽くトーストして、トマトシチューを器にもって。


「それじゃ、いただきま~す」


はふはふは~、ほふほふほ~。

一仕事したあとのあったかいご飯は最高ですね。

食後は、久しぶりにゲームしよっと。

他のプレイヤーさんとはコンタクトできないけど。

ソロプレイならできるもんね。

ダンジョンに潜って、レベルアップに励みましょう。

もちろん、この間も魔力は練ってますよ。

てか、既に無意識で練ってますからね。


※※※


「おーい、勇者よ、死んでしまうとは情けない」


 おおぅ、油断しました。

MMORPGにログインして、ソロでダンジョンに挑戦中。

モンスターをサムライブレードで切りまくってたら。

ランダムに現れたハイレベルモンスターに後ろをとられました。

爪、爪、とどめのブレスと、ハイスペック三連撃とはね。

やるな、セイントホワイトタイガーくん、またの名を白虎さん。

後ろをとられた場合、相手の攻撃力は二倍の効果があるのです。

侍戦士、ダンジョンに死す。

デスぺナルティで、今回拾い集めた素材、アイテムはパー。

やる気も失せたところで、ログアウト。

そろそろギンさんも戻ってくるかな?

PCの電源を落として、ダイニングに移動。

TVで再放送のアニメでも視ましょうか。

読みかけの小説の続きでも読みましょうか。

そしたら、玄関のベルがピンポーンと鳴りました。

きっとギンさんだ。

起用に前足でスィッチ押すんです、さすがギンさん。


「今、あけまーす」


チェーンロックを外して、ドアを開けたらば。


ギンさんと、長い紅い髪の男の人が立ってました。

燃えさかる炎のような、見事な色です。

ううん、ほんとに髪が炎みたく揺らめいてます!

細マッチョで、小麦色の肌で、イケメンさんです。

ただね。

金色の目が、瞳の部分がですね。

猫みたいに縦になってるんですけど。

揺らめく紅い毛の間から、角がみえてるんですけど。

ギンさん、この人に対する態度が、とっても恭しいんですけど。


「えと、火炎竜種の竜王さん?」


結論は、さっさと声にだすのがいいです。

揉め事が減りますから、たぶん、きっと。

そーなるといいなあ。

かーさん、ドラゴン来ました…。


「察しがよいな、人の仔よ。いつもギンが世話になってすまぬな」


にっこり笑う紅毛さん。

やはり竜王陛下みたいですね。


ドラゴン、来たーーーーー!!!

更新、遅くなりました。

七草粥は食べましたか?


PVが、二万突破しました。

いつもお読みくださり、ありがとうございます。

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