12月20日 まだまだ続くコンフュージョン
いろいろあって、本日一話のみ投稿です。
二話目はかけませんでした、ごめんなさい。
急な来客は疲れますね^^:
『ヴァルノーラ』
世界の名前、大陸の名前。
人間、獣人、エルフ、ドワーフを筆頭に、いろんな種族が、混在して生活。
種族間での差別はないが、区別は存在。
大陸は広大で、未開の大地がほとんど。
未開の地に、精霊 神獣、幻獣、動物、魔物など生息。
世界をを支えるのはマナ、魔力。
すべての生物、植物に魔力有。
魔力が循環し、世界のバランスを整備。
強大な魔力を有するのは、上位精霊、神獣、幻獣、上位魔物。
上位世界より来訪、召還、迷い込む者、あるいは物。
※※※
真っ白な紙に、いろんな事が書き込まれていきます。
紙に余白がなくなると、次の紙へさらに書き込み。
みるみるうちに紙が重なり、一冊の本へと変化します。
そんな本が何冊も、何冊も出来上がっていきます。
その情報量の多さに翻弄され、飲み込まれ、本の渦にもまれています。
本の渦とともに、私はどこへいくのでしょうか。
上に、上に、さらに上に。
「全てを鑑定するから、こうなるのだ、人の仔よ」
「私は、ハリィさんの出してきたものを鑑定しただけ」
「あれはトラベリングストーン。世界中、望む場所にいける」
「世界中、どこへでも?」
「そうだ。ありふれた物なれど、世界中を内包する物でもある。
一成る物は、全てを知る源。ゆえに、人の仔よ。
そなたは世界を知ることとなった」
「ん~。よくわからない」
「それでよしとしよう。われは楽しめと告げたはず。
心のままに楽しめ、人の仔よ。さすれば世界は…すくわ…」
「あなた、だれ?」
「いずれ…ま…」
※※※
ペロンとギンさんになめられて、目が覚めました。
耳がへにゃっとなってるハリィさん。
先の分かれた舌をさかんに出し入れしてる村長さん。
そしてぴったり寄りそうギンさん。
おおぅ、視界にもふもふ@一部鱗スキンが溢れてますなあ。
「おはようございます?」
「客人、大事ないか?」
半身おこして、村長さんが差し出した水を飲みました。
少しぼうっとしてるけど、大丈夫かな?
「はい、大丈夫です」
夢を見て、誰かと話してたような気がします。
あと、頭の中に百科事典、むりやり詰め込まれたような。
って、思ったとたん。
かちって書き込まれたような、おなじみの感触が!
『鑑定スキル レベルマックス』
って、視界のすみに文字情報きました。
んんっ?どゆことかな?
ハリィさんの見せてくれたアイテムって。
睡眠学習装置だったのかな?
そのハリィさんといえば。
とてもしゅんとして、尻尾も髭もしおれてます。
別に悪いことしたわけじゃないのにね。
「サツキさん、すみませんでした。なんとお詫びしていいか」
「えと、大丈夫です。なんでもないです」
と、手をあげてわたわたしてたら。
あの透明の石がころんと、ころがり落ちました。
「「あ、トラベリングストーンが」」
ハリィさんと、私の声がかさなって、同時にそれをつかみました。
念願のハリィさんの肉球のぷにぷに体験しましたよ~。
とか言ってる場合じゃなかった~。
問題のトラベリングストーンが発光。
私とハリィさん、寄り添うギンさんが光に包まれました。
「むっ!転移するぞ、サツキ、ハリィ、吾につかまれ!」
ギンさんの声に従うのが精一杯。
これから、私達、どーなるの?