表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/90

12月18日 もふもふゲットしました

本日のお話、投稿です。


五月念願のモフモフゲット…したのかなw

 一歩、後ろに下がったキツネ狼@仮定さん、そのまま動かなくなりました。

気のせいかな、なんだか目に焦りが見えるような。


…きっとね。

私の両目から、もふりたいビームが発射されたんだと思います。

あっちの世界でもよく出してたみたいです。

力をこめてかわいいもふもふ見つめたら、よく固まってました。

 

ええ?

怯えていたんじゃないかって?

そ、そんなことないんだからね!

こっちの世界だと、特典スキルが発動してるかもですし。


「もふもふビームとか?」


解説の文字は出てきませんでした。

ああ、スキル発動じゃないのですか、そーですか。


「人の仔よ」


キツネ狼@仮定さんが、改まった口調で話しかけてきました。


「お主はこの世界の人ではないようだな」


おおぅ、異世界トリップしたのがわかるみたいです、この仔。


なんか気とか、オーラとか、出てますか?

何色ですか?

金とか銀とか虹色とか、きらんきらんしてますか?

スーパーデラックス○イヤな人みたいですか?


「その底知れぬ魔力、とても人とは思えぬ。かといって魔の者でもないようだ。

 そこから導き出せる答えは、上位世界からの来訪者。異界の人であろうよ」


なんだあ。

魔力のせいか。

テンプレ魔力のせいか、つまんな…くないでしょ、私!!


「ま、魔力ですと!」


すごい勢いで飛んできた私に、キツネ狼@仮定さん、二歩、三歩と後退。

勢いにまかせて、キツネ狼@仮定さんの首にダイブ!

がっちり、ホールドして質問攻めです。


「魔力、あるんですか、わかるんですか? 私、どんだけ魔力あるんですか? 

属性とか、わかります?」


 特典スキルだけじゃなく、魔法チートもあるみたいです。

もちろん、どさくさに紛れて、キツネ狼@仮定さんをもふるの忘れません。

仕事はきっちりこなすのですよ。


なでなでなで、さわさわさわ。

いい手触りです、天国です~。


「くわしくはわからぬが、吾以上の、魔力は…あるぞ、人の仔よ。

 …そこ、そこを撫でてくれ」」


固まってたキツネ狼(も。決定でいいよね)さんの背中がへにゃってなりました。

険しかった雰囲気も、鋭い目も、とろんとしてきました。

よーし、よし、よし。

君と私は友達です♪


『ゴッドハンドマッサージ レベルアップ』


あ、またスキル発動みたいです。

そして、おなじみの脳への書き込み終了。

それから。

もうお腹だしてごろごろしてるキツネ狼さん。

我が軍門に下ったようですね。


…カワイイ正義、一応、ゲットだぜ…?


このあと、お弁当食べて、キツネ狼さんもふって、さらにもふって、帰宅。

明日は、キツネ狼さんと探索続行です。


今日の探索の結果。


鑑定スキルがレベルアップ。

オートマッピングスキル発動。

ゴッドハンドマッサージスキル発動、レベルアップ。


 仲良くなったキツネ狼さん、幻獣のシグムンって種族です。

このあたりを統べる竜王の眷属だそうです。

飛んでいった火炎竜さん、竜王の仲間だとか。

最近、あの白毛玉みたいな魔物が増えてきてるんだって。

で、竜族自ら魔物退治してるとか。

キツネ狼さんも、狩り出された魔物を退治してたら、私と遭遇した模様。


そそ、帰宅してから疑問に思ったこと。


「なんで、キツネ狼さんんと私、話ができてるの?」


「いまさらか、魔力多き人の仔よ、界渡りをしたからであろう」


と、えらそうに言ってるけど。

だらりと伸びて、お腹だしてるから、マイナスですよ。


 メールチェック、留守電チェック、

心配してるのメッセージ、満載です。

とーさんとかーさんと、にーちゃんの声。

とても、懐かしく思います。

今日から、私、一人じゃないです。

シグムンのキツネ狼さんがいっしょですから。


夜ご飯は、朝の残りのご飯で玉子雑炊にしました。

キツネ狼さんは、私の魔力を食べるそうです。

魔力、あふれかえって食べ放題なんだって。


で、一人と一頭の夕食のあと。

キツネ狼さんが名乗ってくれました。


「人の仔よ、吾の名前はギンと呼べ。真名は竜王に奉げておるゆえ」


「私はサツキでいいですよ」


なでなでもふもふしてたら、眠くなってきました。

そのまま、ギンさんと添い寝。

三本の尻尾が、あったかく私を包んでくれました。


おやすみなさい、また、明日。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ