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龍退治

『マージナル』この世界の名前である

お分かりのとおりここは地球とはまた違う世界

よくある剣と魔法、王国などがある世界である

そこのある国『デュメジル』の中心街から少し離れたところにある店がある

その店は料理屋『シンド』

1年前から経営しており、客の入りはまあまあというほどだ

いま店には客はおらず、おくでは男が本を読んで座っていた

男は黒いズボンに白いシャツ、上にジャンバーを着ていた

身長も高く、顔はわりと整っていた

エプロンもしておらず、料理人にはとても見えないのである

「・・ほう、こういう使い方もあるな」

男は本を読みながら考え事をしていた

よほど暇なのか、男が読んでいる本は何度も読み返した後があった


カランコロン

「いらっしゃいませ」

客が入ってきたので男は本を読むのをやめ客の接客をしようと立ち上がった

「頼みたいことがある」

「帰れ」

「つれないことをいうなよ、ヴィル」

「お前が持ってくるものにろくなものはないんだが、アルク」

この二人は知り合いだった

ヴィルがアルクと呼んだ男は青いローブを身にまとい杖を持った

まさしく魔法使いというにはふさわしい姿をしていた

「なあ頼むよ」

「黙れ帰って、王の前で媚びへつらってろ」

ドンだけいやなんだよというほど、男は拒否していた

よほど面倒くさいものらしい

「なあ頼むって」

「だからいやだとーー」

「報酬は金貨100枚だ」

「受けさせてもらう」

男は報酬を聞いた瞬間速攻で承諾した

・・いやどんだけ金がすきなんだよ

とかは突っ込んではいけない、それほど金貨100枚は魅力的なのだ

「そうか受けてくれるか」

「・・・で何の依頼だ?」

アルクはにやっと笑ってこういった

「城の騎士団とドラゴン退治」


ヴィルは依頼を受けたことを後悔していた

ドラゴン退治にたいしてではなく

騎士団といっしょにというのが問題なのだ

騎士団は貴族上がりのものが多い

つまり無駄にプライドが高く、レベルが低いものが多いのである

この世界はレベル方式だ、最大は某魔界やりこみ形RPGのように9999が上限

普通の冒険者なら平均レベルは80前後、騎士団のレベルは60前後

お分かりのようだが低いのだ

しかも突っかかってくるやつもいるんだろうな~とヴィルはおもっている

今回は下級の『バリードラゴン』の討伐だ

討伐すれば王から褒美がもらえるので騎士団は全員張り切っているであろう

ちなみに依頼したアルクは王宮魔道師なので討伐には来ない

つまり非常に面倒くさいのである

(金貨100枚のためだ・・我慢するか)

そう自分に言い聞かせ、無理やり納得するのであった


次の日

待ち合わせ場所に行くと騎士団とアルクがいた

「お前も来るよな?」

「まさか?僕は魔道師だよ」

やっぱりこないのか・・ヴィルは落胆した

こんな面倒くさいやつらを相手にするのか・・・

「・・邪魔になったら殺しちゃだめか?」

「だめに決まってるでしょうが」

「ッチ」

ヴィルはした打ちした

それほどまでにヴィルは嫌だったのだ


それから少したつと騎士団とともにヴィルはバリードラゴンの元へと向かった

途中小休憩をとっていると騎士団の一人がはなしかけてきた

「おい」

「なんだ?」

「なぜお前は騎士団でもないのに討伐に参加しているんだ?」

周りのやつらもそう思ったのかこちらに視線を向けてくる

「頼まれたんだよ、アルクにな」

「アルク?ああ!あの雑魚な王宮魔道師の一員か!」

「そんなものに頼まれたのか?お前のLVもしれているな!」

・・またか、ヴィルはそう思った

王宮魔道師は雑魚、なぜかこの固定概念が騎士団に染み付いている

騎士団は前衛だ、後ろで魔法で援護してる王宮魔道師は弱いと思われいるのであろう

しかし、アルクはその中でもずば抜けている

アルクのレベルは『400』見ればわかるように非常に高い数値を示している

騎士団10人とたたかってもまずまけはしないだろう

「LVは関係ないだろう、おれはただ頼まれたからきただけだからな」

「はっ!なにをいう、武器といったって腰に挿してある鉄の塊だけじゃないか!」

「邪魔なんだよな~、レベルが低いやつにこられると、まあ隅っこでおとなしくしてろよ!」

「逃げかえるのも今のうちだぞ!」

そういってヴィルに絡んでいた騎士たちは離れ、また目的地にむかっていった




目的地に着きバリードラゴンの討伐に入った

さすがにバリードラゴン程度ならすぐに殺せるようであっという間にヴィルの出番もなく、相手を狩ってしまった

出番なかったな・・ヴィルはつぶやきながらも金がもらえるからいいやと思い、思考を中断した

戻ってきた騎士団には「やはり邪魔だったな」、「ついてきて無駄たったな」などの言葉をいただいたが、どうでもいいのですべて無視した

そして戻ろうとしたそのとき、バリードラゴンのいた山からとてつもない咆哮とともにドラゴンがあらわれた

ドラゴンの皮膚には結晶がちりばめられており、なおかつバリードラゴンよりとてつもない大きさだった

「く、クリスタルドラゴンだーーー!!!」

クリスタルドラゴン、ドラゴンの中でも上位に位置している

硬い皮膚にくわえ、体にこべりついた結晶のせいで満足に攻撃すらできない

騎士団はおびえて逃げ始めている

「しかたないか・・」

ヴィルは懐にある、鉄の塊を二つとりだした

それは見るものから見れば、明らかな『銃』であった

この銃はヴィルが古い文献から作成したオリジナル

騎士は鉄といったがもっと硬く、貴重なものでできていた

『オリハルコン』と『アダマンタイト』

世界の中でも指折りの好物をひとつの武器にふんだんに使っていた

「ギャオオオオオオオオ!!!」

ドラゴンはおそいかかってくる

大きな口をあけその牙をヴィルにつきさそうとしていた

「お前がどれだけ龍の中で上位だろうが」

ガッ!ヴィルが足を振っただけでドラゴンは吹っ飛んでしまった

それに追撃するように銃を打つ

パン!その一発でクリスタルドラゴンは絶命した

この銃は片方は魔法、もう一方は実弾を込める

もちろん今回は実弾を撃った

龍は対魔性が高いからである

実弾にも使われいる物質はただひとつ

暗黒物質ダークマター

これをくらい立ち上がれるものは指で数えたほうがたかいであろう

ヴィルは銃をしまい言い放つ

「レベル9999に龍ごときがさからっちゃいかんよ」



ヴィル・ストロース

年齢:23 職業:料理人

HP:8659854853

MP:9853435234

攻撃力:78956342

守備力:59864523

すばやさ:86342323

運:698343


スキル:魔法コンプリート

    スキルコンプリート

    料理S+

    開発コンプリート


称号:人類最強

   外道王


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