序章――真夜中のリフ
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貴方がふと、「…怖いな」と思ったもの、教えてください。
イラスト提供:瀬見堂準様
平凡で穏やかに過ぎていく毎日。
――それがあたりまえ、と思って過ごしていませんか?
同じ繰り返しの日々。単調な毎日。
何か刺激が欲しい今日この頃。
ワンランク上の生活を夢みていたり。
ホントはもっと強烈な刺激が欲しい、生きている手応えが欲しい
――なんてね。
まず「平凡」ありき。
でもそんな「あたりまえ」では満足できなくて。
プラス「非凡」な何かも欲しいという贅沢。
実はその――「平凡」――はとても危ういバランスの上に成立しているのをご存知ですか。
それは空気と同じ、あってあたりまえのもの。
失くしてしまって初めてその大切さに気づくのです。
やっと気づいた時には手遅れで――もう、遅いのです。
だって「空気のない毎日の対処」なんて誰も考えていないでしょ?
「平凡」…全ての人に望まれているのに嫌われ者。
退屈であやふやで、そしてとても脆いもの。
その「平凡」で退屈な日常の中に潜む異なる世界。
時々顔をのぞかせ、ぎょっとさせられます。
「不安」「鬱」「不条理」「夢」「精神崩壊」「バイオレンス」。
「心霊現象」「超常現象」「スピリチュアル」。
「悪夢のような喜劇」「お題消化」その他エトセトラ。
ひとりひとりの泣き笑い。
すべてのテーマを幅広く扱っています。
貴方の波長と私の波長が合う一編があったら幸いです。
テーマは「異なるもの」。
――缶入りドロップを掌に落とした時――
色とりどりのドロップに混じって出てくる真っ黒なドロップ。
そんなひとつぶひとつぶの集合体です。
あなたの中だけにある「怖いモノ」。
私に教えてください。
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