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少年と少年

雨の中走る、走り続ける。はっはっ...。息が切れかけて近くの巨朴に倒れ込む。冷たい雨が刺すように躯に凍みていく。

どうしてこんな所車道から離れた森にいるかというと生化義体研究所から逃げてた。

体に酷い事をされたわけでも、SF漫画みたくバリバリ機械の体にされたわけではない。

ただ奴に逢うのが怖いの一言だ。

数年前、親父が開発したネオ・クレイミアという鉱物を仕方がないとはいえ事故に遭い瀕死の重傷を負った俺に移植して後は最新のバイオ複製技術で事故前の変わらぬ姿にしてもらった。

しばらく研究所で暮らす事を余儀なくされて三年間ここで過ごした。しかし二十歳を迎え親父から信じられない話を聞く。

「もう一人のお前が偶然出て来た。」と。

確かに研究開発鉱物を俺に使用した事で何かと分離した感覚はあったがまさかもう一人の俺とは「双子兄弟と思ってくれればいい」となんで(?)兄弟と思うだって、首を傾げた。

「ネオ・クレイミア鉱物や最新バイオ複製技術についてある程度説明したよな?躯が安定するまで試験管のような培養水槽に居た事も」コクリと頷く俺、

「ちょっと偶発な事が起きてしまってな・・・。」一枚の写真を寄越し見ろという、俺いやちょっと違う鏡で毎日みる俺ではない、鋭い印象と正反対の優しげな幼い少年がいた。

「鉱物が分離爆発しそうになり人型をとり集束して一人の少年ができた、それがお前だ。」

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