第7話:究極融合! サウナ戦士ヒゲオッサン爆誕!! ――サウナ、それは戦場であり、鍛錬の場であり、人生のすべて。 そして今、伝説のサウナ戦士たちは新たな進化を遂げようとしていた……!!
ひげとおっさん、二人はサウナを求め、全世界を巡り歩いていた。
「おい、ひげ。このサウナ、どう思う?」
「悪くねぇ……温度は110℃、湿度も申し分なし……だが、何かが足りねぇ。」
そう、二人は気づいていた。
今までのサウナでは満足できなくなっていたのだ!!!
もっと熱く……もっと極限へ……!!!
そんなある日、二人は謎のサウナマスターからの招待状を受け取る。
「来たれ、伝説の戦士たちよ……究極のサウナがお前たちを待つ。」
この言葉に、二人の魂は燃え上がる!!!
「行くぜ、おっさん!!!」
「おう!!! 俺たちの新たなサウナ伝説が始まる……!!!」
二人が辿り着いたのは、山奥にそびえる謎の巨大施設。
門にはこう書かれていた——
「超次元サウナ ーー 極・汗獄」
門をくぐると、そこには巨大なサウナストーンが鎮座し、尋常ではない熱気が渦巻いていた。
サウナの管理人らしき老人が、二人をじっと見つめる。
「お前たちは、このサウナに耐えられるか……?」
「フッ、サウナ歴40年の俺を舐めるな。」
「どんな熱さでも、俺たちの汗は止まらねぇ……!」
「そうか……ならば、見せてもらおう。」
老人が合図をすると、天井から超高温のロウリュが降り注ぐ!!!
ゴォォォォォォッッッッ!!!!
室温180℃!!!! 湿度100%!!!!
二人の身体が一瞬で限界に達する。
「ぐおぉぉぉぉ!!!!!! こ、これは……ッッ!!!!」
「バカな……!! 俺たちの汗が、一瞬で蒸発していく……だと……!?」
だが、その時だった。
サウナの奥から、謎の声が響く。
「お前たちがここに来るのを待っていた……!」
サウナの奥の扉が開き、現れたのは——
黄金の輝きを放つ巨大なカジキ!!!
「私はサウナの精霊、ゴールデンカジキ……」
「ゴールデン……カジキ……だと……!?」
「お前たちに足りないものは何かわかるか?」
「何……?」
ゴールデンカジキは、神々しく光りながらこう告げた。
「“一体感”だ。」
「お前たちはどちらも強い……だが、サウナの究極の境地に至るには、二人の魂をひとつにする必要がある!!!」
「ま、まさか……!?」
「俺たちが……一つになるだと……!?」
「そうだ……!!!」
ゴールデンカジキが宙に浮かび、黄金の光を放つ。
その光がひげとおっさんを包み込む……!!!
「融合せよ……そして、新たな姿へと生まれ変われ!!!」
「やめろー!!」
「絶対にイヤだー!!」
ゴォォォォォォォォォ!!!!
熱と汗とカジキのパワーが融合し、二人の身体が光に包まれる!
筋肉が膨れ上がり、ひげの鋭さとおっさんの貫禄が合わさる。
サウナ歴40年の経験と、サバの速さがひとつになる!!!
!!!!爆誕!!!!
「ヒゲオッサン!!!!」
体長2メートルを超える所々弛んだ屈強な肉体!!
サウナの熱を自在に操る汗腺と加齢臭!!
そして、右手には伝説の武器——
「サバマグロ・デュアルブレード!!!!」
サバのスピードとマグロの破壊力を兼ね備えた、究極の魚剣!!!
「……節々が痛ぇ……加齢のせいか……!!!!」
「これが……究極のサウナ戦士の姿……!!!!」
ゴールデンカジキは満足そうにうなずく。
「もう二度と戻らないぞ……さぁ、お前たちの力を見せてみろ!!!」
ヒゲオッサンはサウナストーンを見据え、汗を拭い、サバマグロ・デュアルブレードを構える!
「サウナとは……熱さを超え、己と向き合う場所!!!」
「怒りを込めて!行くぜ……! 究極奥義!!!!」
「サウナ・オーバーロウリュ!!!!!」
ドバァァァァァァッッッッ!!!!
超高温のロウリュが炸裂し、サウナの天井が吹き飛ぶ!!!
その瞬間——ヒゲオッサンはサウナの頂点に立った!!!
ゴールデンカジキが、ボロボロになりながら告げる。
「お前こそ……サウナの王だ!!!」
サウナに集まった者たちが、一斉にひれ伏す。
ヒゲオッサンは拳を握りしめ、叫んだ。
「こうなったら、しょうがねぇ……!!! これからも、熱く生きるのみ!!!!」
——こうして、伝説のサウナ戦士 “ヒゲオッサン” は誕生したのだった!!!