極論男プレゼンス 〜政治家の醜態2〜
「お父さん、何で政治家は偉い人なのに、悪い事するの?」
「虎次郎、模範となるべき、政治家が悪い事をしてはいけないね。しかし、政治家も人間。失敗はある」
「でも、お父さん、偉い人が失敗して取り返しつくの?」
「政治家の大原則は国益を守る事だ。失敗したから、ごめんなさいで済まない事もあるね」
「僕たちはどうしたらいいの?」
「虎次郎は後8年も経てば、選挙権が与えられる。その時に一番良いと思った立候補者に投票するんだ」
「良いと思う人がいなかったら、どうしたらいいの?」
「虎次郎が被選挙権を行使するんだ」
「どういう意味?」
「虎次郎が立候補してしまうのさ。政治家は最低25歳にならないといけないが、最近では被選挙権が20歳になるなんて囁かれてる」
「僕が政治家!? 出来るかな…………。僕も悪い事しちゃいそう。やっぱり、選ぶ側がいい」
「そうだね、それがいい。立候補して惨敗すると、数百万がパーになってしまう」
「そんなリスクがあるの?」
「そうだよ、政治家はある意味、ギャンブルなのかもね」
「選挙が出来るまでに良い政治家が現れないかな? ギャンブルだなんて、政治家はゴミみたいだよ」
「虎次郎、ゴミ箱からゴミしか出てこないだろ? 箱を選べるとしたら?」
「どういう意味? 解んないよ」
「宝石箱からは宝石が出てくるよね」
「うん!」
「国民が意識を変えるしかないだろう。そうすれば、ゴミ箱の国民から宝石箱の国民に生まれ変わるよ。そして、宝石のような政治家が現れるはずだ」
「シャー!」
「そうだ。某県の市議会議員は性犯罪をしたのは記憶に新しいだろう。こういう奴は粛清されないとね。ゴミ箱から出たゴミだ」
「遊んでられる政治家は呑気でいいね」
「そういうのを税金泥棒って言うんだよ――」
「――この暑さでまた頭をやられたか。虎次郎、餌にしよう」
『にゃ〜ん』
虎次郎は猫だったというオチです。すみません♪