これからの事
『驚かれているようですが紛れもない事実です』
「いやっ、だって、はぁっ?!」
いやまぁ、生物が居ないって時点である程度の察しはついてたよ?ついてたさ!でも改めて言われると驚くに決まってんでしょ!
何度も言うけど俺はパンピーなの!ひ弱な一般人なの!なんなら名前がモブな非力な青年なの!
天地創造とか生物創ったりとかしちゃってるけど、それも全部本来なら俺の仕事じゃないの!あの糞神爺の仕事なの!
それ等引っ括めてもう一度言おう。
「1億年とかふざけんな!いくらなんでも、そんなの待てるかーー!!」
『落ち着いてくださいマスター。お気持ちはわかりかねますが、取り敢えず落ち着いてくださいマスター』
「いやいや落ち着いてられないからねダンジョンコアさん!俺は何年生きるのって言いたいよダンジョンコアさん!俺は何年生きるのって聞きたいよダンジョンコアさん!俺はどれだけ待たないといけないのか確認したいよダンジョンコアさん!俺はあとどれだけけけけけけけ
ダダダダンジョンココココココアさささんんんん?」
『落ち着いてくださいマスター』
ダンジョンコアさんに対して捲し立てるように色々言ってたらビリビリと電撃を浴びせられた。
暴力に訴えなくても良いじゃないか!
『では痺れさせずにマスターは止まることが出来ましたか?』
……………………。
「ごめんなさい」
『許します』
んー、でも、そっか……。創世記の地球と変わらないのか……。そりゃ食物連鎖を擬似的にでも早める必要が有るよね……。
えっと、なんだっけ?人間の脳はどれだけ頑張っても200年の記憶を保持するのが限界なんだっけ?だから、どれだけ時間が掛かってもせいぜい100年も有れば大丈夫とか思ってたから、その手前、千どころか億なんて、一般人の俺からすれば規格外どころの話じゃないよね。
熟あの糞爺神を恨む。億単位の年月、俺はどうしろって言うんだよ。
いや、だって、ねぇ?後は俺自身のスキル獲得と強化とかか?やることって言ったら。
あぁあとスライムか。それとドラゴンとかのモンスターか。モンスターの種類を増やすためにLP使ってモンスターの種類を増やすのも手だな……。
にしても億って。時間掛ければ何でも出来る、誰でも出来るなんて言葉が有るけど、それにしたって億単位は有り過ぎだっての。
さて、どうしたものか。
俺はこれからの事にその場で頭を悩ませた。