番外六 ある放課後の告白を阻止する為に Ⅳ
「石崎冬悟と言いましたか。……何故、僕の邪魔をするんです?」
口元の血を拭い取り、短剣を握り直した和馬が、突然登場した冬悟を睨み付けながら問い掛けた。
それに対し、冬悟はハルバードを肩で鳴らしながら、気楽な調子で――しかし眼だけは笑わず答えを返す。
「だからよぉ。乙女の恋路を邪魔する奴は、ちょっとばかし看過出来ないなーって思ったんだよ」
「それだけですか?」
切れ味のある声色での問いに、冬悟はそれでも笑いながら、
「んまぁ、あとは親友の将来の為にお節介を、って感じかな。正直、どっちが菜月の恋人になっても大変だと思うけど。……ともかく、あいつが幸せになれる可能性を潰そうとする奴には、ちょっとしばきに行こっかな、と」
言って、冬悟はぐるんと重量のあるハルバードで空気を掻き混ぜた。到底片手で振れるような重さではない斧槍を彼が容易に扱ってみせているのは、恐らく何らかの魔術的効果が掛かった霊装だからだろう。もしくは、冬悟の肉体強化倍率が高いか、だ。
幾度か、風切りの低音を鳴らしてハルバードを回していた冬悟は、まるで玩具の長棒でも振り回すかのように何のひねりもなくハルバードを和馬の体を薙ぎ払う形で横一文字に振るった。
ブオンッ! と空気を薙ぎ払って迫る斧刃を和馬は姿勢をかがめて回避。遠心力のままに一回転して再び振るわれた斜め切りを跳んで回避し、和馬は空中でナイフを放った。
しかし刃が冬悟の肌に届く事は無い。今度は両手で柄を握った冬悟が、巧みな槍捌きでナイフを見事に打ち落としてしまう。
「中々に器用ですね」
「男に褒められても嬉しくねーよ!」
強く踏み込み、ハルバードの穂先で和馬の体の中心を粉砕する勢いで狙った一撃は、しかしサイドステップを踏まれて躱される。次いで突き出した先で横薙ぎに払い、和馬のナイフを体を捻って躱してから上段からの叩きつけを繰り出した。
その姿は豪快かつ柔軟。ハルバードの重量によって発生する力を利用した止まる事のない武闘は、和馬を着実に追い詰めていく。
だが和馬はフットワークの軽さを生かした体捌きで斧刃を、穂先を、鉤爪を躱して、生まれた隙を縫うようにナイフを投擲した。
「……魔術師」
想定外の人物による助太刀に、奏渚は呟かずにはいられなかった。
奏渚は冬悟と和馬が戦闘を繰り広げているのを、驚愕を隠せない様子で少し離れたところから眺めていた。つい先ほどまで命をやり取りをしており、しかも目の前でまだ戦いが繰り広げられているというのに驚いて動きを止めてしまうのは褒められた事ではないが、和馬は冬悟との戦闘に意識を裂かねばならない為に奏渚に手を出す事が出来ず、奏渚が呆然としていても危険が迫る事は無い。
思わず取り落としそうになった拳銃のグリップを握り直し、奏渚は一瞬止まりかけていた脳を回転させる。
まさか菜月の親友の石崎冬悟が、魔術師の世界の人間だとは思っていなかった。
菜月の親友という事で、菜月に危険があってはいけないと奏渚は一之瀬家の力を使って石崎家及び冬悟自身の事を調べた事があったが、その時に出た結果はただの一般人。間違っても裏社会に関わるような事は無い、ただの非力な人間だった筈だ。
となれば、石崎の家が代々有力な魔術師だった訳ではないのだろう。冬悟が隠れてどこかの魔術師から教わったか、細々と魔術の研究を続けてきた家系だったか。世界の大勢力である『教会』にも『書庫』にも属さず、フリーでやってきた可能性が高い。
「奏渚ちゃん」
探るような目つきで冬悟を見て思考を続けていた奏渚に、ハルバードを振るって和馬を攻撃しながら冬悟が声をかける。
「菜月に告白する前に、恋敵と話をしてきた方が良いんじゃないか? ほらさ、菜月は私のものだから手を出さないでーみたいな」
冗談めかして言う冬悟。重凶器を振るい魔力のスパークを散らしながらの言葉だとミスマッチな事この上ないが、あくまで本気で彼は奏渚に助言しているのだ。
その冬悟の言葉に、奏渚は眉を顰める。
「……一つ、聞かせてください」
冬悟を援護するように和馬へ銃弾を放ちながら、奏渚は続ける。
「貴方は、誰の味方ですか?」
その問いに、冬悟は獰猛な笑みを見せた。
ここに来る為にハルバードを握った時から揺るがない意思で、彼は想いを告げる。
「菜月の味方だよ」
「…………分かりました」
彼の言葉に確かな想いを感じて、奏渚は少しだけ頬を緩めた。
菜月には、彼の知らないうちに強力な仲間が集まっている。その事が確認出来た気がして、奏渚は嬉しさを感じていた。
「では、ここは任せます」
「おう! 任された!」
振り向かないまま冬悟はそう言って、奏渚の行動を邪魔されないよう和馬へと痛烈な連撃を繰り出した。
その対処に追われる事となった和馬を一瞥だけすると、奏渚は走り出す。
邪魔する者はもういない。三兄弟のうち次男は奏渚が首を斬り、長男は美咲が相手をして、三男は今冬悟が足止めを買って出てくれたから。
人気のない、茜色に染まる廊下を、奏渚は己が目的の為に駆け抜ける――。
◆ ◆ ◆
普段人の入る事のない屋上は、用務員が適度に手をかけている為か、汚れた印象は無かった。
アニメやゲームであるような、昼休みに主人公とヒロイン達が弁当を広げてキャッキャウフフするベンチやテーブルなどは無い。ただ灰色尽くめのコンクリートが敷かれ、落下防止用の金網が張られただけの、雰囲気も何も無い素朴な場所。
しかしそこに、茜色の夕日に包まれた美少女がいるだけで、世界が覆るのだから不思議なものだ。
「貴女を待っていた訳ではないのですが」
鈴の音のような、聞き手の心を優しく撫でるような音色が、奏渚の耳朶を打つ。
鍵が掛けられて生徒の侵入を制限していた筈の扉は、先駆者の手によって無力な鉄の塊と化していた為、冬悟と別れてからあっさりと来る事が出来た。
旧時代のアナログロックなど、魔術師にとっては無いに等しい。今や神秘の探求者達は電子ロックでさえも自動ドアに変えてしまうのだから、本気で人の侵入を防ぎたいのであれば、簡素でも霊装程度は用意してもらわねば効果が期待出来ないだろう。
とはいえ、そんな事を金の無い公立高校に言っても仕方のない事である。
そも、頭に花が咲いているのではと疑うほど楽観的な学校側に、魔術師の世界に関わっている人間は少ないのだ。
昔はこの八重里第一高校の運営を一条家の分家である八重里家が行っていた為に完全に魔術師に管理された要塞だったのだが、何かしらの事情が八重里家に発生してしまった為に、今では個人の悪意の入る余地のないただの公立校。石崎冬悟のような生徒側に魔術師が紛れ込む事は多々あるが、運営側に手を回す者は不思議といない。誰かが圧力でもかけているのか、とまことしやかに囁かれる事もあるが、今はどうでも良い事である。
奏渚は外靴のまま校舎内を走り回っていた事をいまさらのように思い出しながら、声の主へとゆっくりと近づいた。
「わたしも最初は、君に用は無かったんだけどね」
拳銃は握っていないし、ナイフもまだ抜いていない。対話を望んでいると、相手に示す為だ。
菜月はまだ来ていないようだった。今頃は、人生初――と、思われる――ラブレターに頭を悩ませながら廊下を歩いている事だろう。銃声や破壊音にも気づかないのは流石に何者かの魔術的関与が疑われるが、本人に会って確かめなければ分からない事である。
奏渚は肩口を撫でる濡れ羽色の髪を肌寒い夕風に揺らしながら、さらさらとした紫水晶の長髪を二つに纏めた少女へと、言葉を投げかける。
「でも、『彼』の親友から言われて、その気になったの」
「…………」
この高校に通う人間の中で、彼女達と対等に話せる者は少ない。住む世界が違う、天上の如き名門家にとって庶民は路傍の石ころとなんら変わらないのだから、砕けた態度で接し心を許せる者など、一握りもいないのではないか。奏渚を「ちゃん」付けで呼んだ冬悟も、菜月と親友を長く続けて奏渚ともかなり関わりがあったからようやく呼べるようになっただけで、最初から気楽な態度で接していた訳ではないのだ。奏渚を愛称で呼ぶ美咲も、多少は生来の性格もあるが、同様である。
しかし、今ここで対面しているのは、同じ天道三大家の本家に生まれた人間。血の力や相続権の序列による権力は違えども、二人の立場は対等だ。唯一上下を決めるものがあるとすれば、それは先輩後輩の関係くらいだろうか。
対等な相手に、彼女達は真っ直ぐに視線を向け合う。
その胸に、どちらも譲れぬ想いを抱えて。
「それで、」
一条優莉は、ラズベリーの眼を細めながら、言葉を続ける。
「一体、何の用ですか?」
分かっているくせに――と心の中で思うだけで、奏渚は口にはしなかった。
優莉はわざわざ一条家の傘下である二階堂家の魔術師を奏渚に差し向けたのだ。その奏渚が二階堂三兄弟の包囲を突破して屋上に辿り着いたのだから、用事など分かり切った事である。
代わりににっこりと、奏渚は優莉にも劣らないぞっとするほど美しい笑みを浮かべて、
「なっちゃんの事について」
ぴくり、と。優莉の表情が揺れた。
だが波立った感情を表に出さず、努めて冷たい印象を抱かせる無表情を作って優莉は口を開く。
「東雲先輩が、どうかしたんですか?」
「はぐらかさなくても良いよ。告白、する気なんでしょ」
刃を突き付けるような鋭い声色で言って、奏渚は恋敵を睨み付けた。
否とは言わせない――暗にそう言っているような、斬撃の如き視線。だが優莉は目を逸らさず真っ向から睨んできた。
火花を散らすような、ピリピリとした張り詰めた空気で無言の時間が続く。
風が二人の少女の髪を靡かせ、夕日が揺らめく影を落とした。
――やがて、
「……はい。わたしは、東雲先輩に想いを告げるつもりです」
ぎりっ、と奏渚は無意識のうちに奥歯を噛み締めていた。
菜月に近づく女は許せない――という、醜い独占欲が強く主張してくる。
自然とその両手が拳銃に触れて――だが、グリップを握る前に手を止めた。凶器で邪魔者を排除するだけが手段ではないと、冷静な頭で残虐な面を押し殺し、震えそうになる唇を抑えながら言葉を放つ。
「……そう、なんだ。……でも、なんでなっちゃんを?」
何故優莉が菜月の事を好きになったのか――奏渚には分からなかった。
奏渚も四六時中菜月と一緒に居た訳ではないが、菜月が優莉と話しているところは、一度も見た事が無かった。優莉は委員会や部活動には参加していなかったのでそこで知り合った可能性は低いし、一応菜月は一之瀬家に仕える東雲家の長男ではあるが、殆ど魔術師の世界には関わらないできた為、家関係で優莉と接触があった訳でもないだろう。
それに、優莉は――。
「てっきり君は、あの人にしか心を開かないんだと思ってたんだけど」
その言葉を奏渚が口にした瞬間。
優莉の唇が、小さく動いた。
「――――」
しかし声は聞こえない。
だが奏渚は、反射的に身を横に投げだしていた。
――そして。
刹那の間をおいて、影の剣が空間を薙ぎ払った。
「……対話じゃ、意味なかったか」
というよりは、地雷を踏んだだけのような気もするが――ともあれ、優莉は武力を持ち出した。となれば、こちらも刃を抜くしかない。別に奏渚は平和主義者という訳ではないので、全くと言って良いほどに抵抗は無かった。
背中に隠していた短剣を抜いて右手に握り、空いている手に拳銃を持つ。戦闘態勢を整えた奏渚は、殺意を宿した眼で優莉を睨み付けた。
対して優莉は、恐らく制服に隠していたのであろう短剣の切っ先を奏渚に向けながら、
「五月蠅い。五月蠅い五月蠅い五月蠅いッ。貴女には関係のない事、です」
「……関係ない、か。どうだろ。少なくとも、なっちゃんが好きな事は同じじゃないかな」
まぁ、想いの強さは負ける訳ないけど――などと挑発的な台詞を、あくまで本心から当たり前の事のように奏渚は言う。
その言葉に鮮烈な殺気を放った優莉が、掻き消えるような速度で奏渚に斬りかかってきた。
流石は一条家の長女というべきか、その速度も剣筋も異常なまでに速く鋭い。だが短剣の扱いに関しては、暗殺を得意とする一之瀬家の戦闘訓練を施された奏渚の方が一枚上手だ。首を狙う刃を短剣で強く弾いて手を空にさせ、武器の無くなった優莉の胸を斬りつける。
しかし近接戦闘に関しては、一条家の方が強い。優莉は奏渚の右手首を手刀で強打して短剣をはたき落とし、魔力の籠った掌底を腹に叩き込んできだ。
「――ぐッ」
バジィッ!! とスパーク音を立てて、くの字に曲がった奏渚の体が後方に吹き飛ぶ。
魔力による肉体強化の恩寵で骨が折れる事は無かったが、衝撃まで殺す事は出来ずに奏渚はその体を落下防止用の金網に勢いよくぶつけた。あまりの勢いに金網が凹んだ感触がしたが、眼で確認するより早く影の斬撃が飛んでくる。
鋼鉄すら易々と斬り裂いてしまうその鋭利な魔術を奏渚は横へ転がって回避し、左手に握る拳銃を三発撃ち放った。眉間、胸、腹を狙った銃撃はしかし、新たに短剣を取り出した優莉に全て斬り落とされてしまう。
「改変錬金・炎爆弾」
魔術によって銃弾の材質を改変。魔術的能力も付与させ、より殺傷性を増して物騒な兵器となったそれを、何の躊躇いもなく優莉に撃ち放つ。
ドドンッ!! とまるで大砲から放ったかのような轟音が鳴り響く。
その銃撃とコンマ数秒も開かない殆ど同時に、優莉は短剣を投げ放っていた。
亜音速で飛来した超威力の魔弾と、優莉の放った短剣の刃が奏渚と優莉の間で接触した瞬間――ゴォォオンッッッ!! と、校舎全体を揺らすほどの衝撃が鼓膜を叩き割る轟音と共に撒き散らされた。
爆発とともに火炎が周囲に吹き出し、渦巻くようにして屋上を埋め尽くす。
生み出された本来の用途では想定外の絶大な発射の衝撃に銃身はバラバラに吹き飛び、それを持っていた奏渚の左腕は肩から千切れる勢いであらぬ方向に弾けていたが、奏渚は痛みを噛み殺して爆炎から逃れる為に跳んだ。
基本的に、奏渚の使う【錬金】の魔術で作った魔弾による攻撃は、諸刃の剣である。使うたびに腕が吹き飛びそうになり、肩の骨や筋肉が割れる痛みが襲ってくるのだ。魔術で応急処置は行うが、痛みは消せないし体力も削れるので、そうそう連発出来ない切り札である。
加えて、今のように拳銃自体が壊れる可能性もあるのだ。威力は申し分ないのだが、もう少しこの辺の配慮をした方が良いのかも知れない。
自身の魔術の欠点に苦い顔をしながら、奏渚は最後の一つとなった拳銃を手に取る。左腕は魔術を応急処置として施しておいたが、治療専門の魔術師ではないので治癒は遅く、もう暫くは使えそうにない。右手一本で優莉を相手にする事に不安はあるが、仕方ないだろう。
「――影よ世界を切り裂け」
奏渚が体勢を整えていると、未だ荒れ狂う爆炎の向こう側から呪文が聞こえてきた。
「くっ――強化錬金・三倍!」
すぐさま奏渚は制服の素材を強化し、転がるように身を投げだした。
次の瞬間――ズドドドドドドッッッ!! と、散弾を撒き散らしたように影の槍が屋上のコンクリートを穿った。
重機関銃を彷彿させるその攻撃は苛烈。コンクリートを打ち砕き、奏渚の後ろにあった金網を切り裂き、そこにあるもの全てを容赦なく破壊していく。
「あぐッ」
魔力で強化した肉体による人外じみた動きで以って影の槍を回避していた奏渚だったが、しかし雨のように絶え間なく、広範囲に降り注ぐ全ての凶刃を躱し切る事は出来ず、穂先に肩を削られてしまう。
布が引き裂かれ、音を立てて鮮血が散った。制服を強化しても元が布という柔らかい材質の為、強化合金すら斬り裂く影の槍を防ぐ事は出来なかったようだ。短い時間での魔術行使だった為に強化倍率が低かったのも原因の一つだが、仕方ないだろう。やらないより多少はマシになったと思っておくしかない。
一撃貰った程度で足を止めてしまえば集中砲火を喰らうのは間違いないので、奏渚は痛みを噛み殺して影の槍を躱し続ける。やはり何度か攻撃を受けてしまうが、急所だけには喰らわないように見切り、余裕が僅かにでも生まれれば優莉に向かって銃弾を放った。しかし奏渚の銃撃は一度も当たらず、影の槍の雨はやむ事を知らずに降り続く。
このまま躱し続ける事に専念して魔力切れを狙うか――その考えが一瞬奏渚の脳内を掠めたが、しかし実行しようとは思えなかった。
そんな事をすれば、攻撃が来ないと気づいた優莉が影の槍を放ち続けながら大規模な魔術の構築を始めてしまうだろう。どれほどの威力があるかは予想が付かないが、少なくとも、火力の弱い奏渚が無事にしのぎ切れるようなものではない。
そう悟った奏渚は、すぐに覚悟を決めて、口を開いた。
「――解放」
決められた単語を口にした瞬間。
奏渚の全身から、圧倒的な魔力が放出された。
「――――」
夜闇を落とした漆黒だった髪は、神の祝福を受けた黄金に。
蒼穹を映し込んでいた蒼玉の双眸は、魔を凝縮した深紅に。
一之瀬に流れる『血』によって、神魔の力を顕現する――。
「解放」
その単語が、また呟かれた。
奏渚ではなく、優莉の口から。
紫水晶の如き紫苑色だった髪は、神をも屈服させる銀に。
宝石と見紛うラズベリーの双眸は、魔を凝縮した深紅に。
――そして。
「なっちゃんは、絶対に誰にも渡さない」
「東雲先輩は、絶対に誰にも譲らない」
その言葉を、極大の殺意で以って同時に恋敵へと叩きつけると、二人の魔術師は、同時に地を蹴った。
『銀虐魔王の血脈』と、『金救勇者の血脈』。虐殺と救済を齎す神魔の力が、終焉を示すような紅い夕日に包まれた屋上で激突する――。
本当は今回で『ある放課後の告白を阻止する為に』を終わらせる気だったのですが、進みが遅くてちょっと無理でした。次回で終わるかな……多分。
次回も読んで頂けると有り難いです。




