Real Life 007 作品を制作する時にイメージとした曲
本編のつなぎ企画の第7弾です。おまけというか、解説というか。
捏造も含めて、ここに書かれていることは、設定上あり得ると考えてもらえれば幸いです。
今回は、ちょっと趣向を変えて、制作している時に聞いていた曲の話でもしようと思います。
1.曲からの引用はしやすい。だけど、やってはいけない気もする。
Life 127のポルノグラフィティの話、あれはたまたま広島に仕事に行って、それで実際に原爆ドームを見た、僕の感想文をそのまま比喩として使わせて頂きました。
未だにMUGENとか聞くんですよね。印象が強かったし、そこまで興味がなかったサッカーを週3試合ぐらい見るキッカケになったのが日韓ワールドカップだったのもあって、どこかで引用出来ないかなと思っていたんです。
言葉遊びと言うと失礼なんですが、曲の歌詞って、意図しない解釈が結構あると思うんです。僕の解釈って、絶対ポルノグラフィティの20年以上前の解釈と違っているけど、20年経つと、そう解釈出来ちゃうって言うのも不思議で、例えば初期のB'zの曲の歌詞とか、ネタにはしやすいけど、それって今じゃストーカーだよね?とか、なんか重い感じがしちゃったりとか、曲に対する熱量とか...。それぐらい情熱的な愛なんだとか、稲葉さんが歌って松本さんが曲を作る限り、B'zサウンドになるんで、免罪符というか、そこのところはあります。
すごく言いづらい話なんですけど、今は作り手側の情報も溢れているし、発信しちゃうので、曲に対する理解が進んじゃって、曲に込められた思いより、如何に聞いてて楽しいか、気分が上がるか、って思いのほうが強いんです。一周回ってダンスミュージックとかユーロビートがまた刺さってきてるのは、多分そういう理由なのかと。だから、YOASOBIが世に出てきた時、「こういうグループが出てきてしまうと、親和性の高い曲が出来るな」と思い、実際に「アイドル」みたいなことになりましたからね。ラルクを敬愛していることもあるんで、曲からイメージを付けることへの重要さも分かってるんですが、それを本来読んでる人には分からなくてもいい程度にしたいのも事実。
ただ、やっぱり作者として、どうしても「このシーンはこの曲のイメージ」って言うのが離れないものがあって、それが偽最終回の最後のシーンではっきりと出している感じです。(2章 Period Life)あれは本当に最終回として用意されていた話だったので、随所で当初の構想が色濃く残る偽最終回です。(現時点で同じようにはならない状態)
2.例えば、どんな曲をイメージしていたのか?
筆頭に上がるのが、全体的なイメージソングだと思っているのが、Trysailの「flower」というアルバム曲です。この曲は2023年の1月頃に先行リリースされた曲で、本格的に執筆が始まってた頃に聞いていて、今でも普遍的なイメージソングだと思っています。この話の最終回のタイトルは、多分この曲のフレーズになります。それぐらい強いです。まったく知られてないのが不思議なぐらい。
同様に頻繁とは言いませんけど、イメージしているのが、エヴァの旧劇場版の「THANATOS −if i can’t be yours−」。これはまさに今の3人の共依存関係を現しているように、歌詞の強さと解釈を僕なりに理解したら、そうなってしまった感じです。この2曲が物語のベースとなる曲であり、曲に関する解釈は読者の方に考えていただくとして、僕の中ではこの2曲を混ぜ、すごく危ういが、それが心地良い関係だという狂喜(狂気)を意味合いとしています。
あとは局所的ですね。例えば、「CAN YOU CELEBRATE」とか、「face(globe)」とか、「スイートホリック(安倍なつみ)」とか、「Dearest(松澤由美)」とか、明らかにイメージとして書いた話のある曲はその4曲で、あとは初期の段階では、大体30曲程度のプレイリストを作って執筆用にしていたんですが、結局はそのままよく聞くプレイリスト化してしまったので、今は結構めちゃくちゃだったりしています(300曲程度)
曲タイトルに「Secret」って付いてたり、歌詞に隠し事などに関するワードが出てきている曲というのも結構多いかな。「Can You Keep A Secret?」とか。主人公が隠し事をしている、自分たちは世間一般には理解されない秘密の生活を送っている由来にもなっていたりします。
ELTの「Rescue me」みたいにキャラクターの生活に反映させたものもありますね。妻の理想とする人生はこういうものだったと簡単に表現出来る曲であり、料理がほぼ出来ない理由の一つが、「食事は外で済ますからキッチン道具はいらない」という部分。これはキャラクターの設定でも触れましたけど、ある程度キャラ設定をする上で、イメージを作る時に曲からイメージを借りて、背負わせることで、性格などの解像度を上げる必要性がある時にだけ反映させているもので、初期のダブルヒロイン構想がなかった時期に、この曲からキャラクターを生み出したら、今のよく分からない奥様になってしまったという感じです。ごめんなさい。(ちなみにこの曲は当時、日本ゲートウェイのTVCMに使われていたのも個人的な思い入れ)
3.解釈は任せるけど、曲に罪はない。
具体的なタイトルを挙げてしまうことで、読者の方には解釈を任せるとしか言いようがないのも事実で、「もっとこうすればいいんですよ。」的な編集さんもいないわけで、そうなるとアイディアを持って来るには、実際に体験したことをストレートに書いていくのが面白いと思っていますから、そこに対してどう解釈しようと、作者としてはしょうがないと思っています。単に思い込みで書いている世界ですし、リアリティを追求しようとするなら、僕は事実婚でもしないといけないわけですから、やっぱり曲にヒントを求めてしまうのは、許して欲しいなぁって思うだけです。これがひどくなれば、多分打ち切りにしちゃうと思います。
一応これだけは書いておこうかなと思いますけど、原曲の解釈を僕なりにした結果、作品に反映されることがあるものの、それが他者の原曲の解釈にしないで欲しいと思っています。なので、曲は曲としてイメージがあり、読者の方がイメージするBGMがあれば、それがこの作品に対する読者の方のイメージなんだと思います。書いていて辛くなったら、とりあえず曲を聞いてみることで、ストーリーが浮かんでしまうのも問題なんですけどね。
実は、ストーリーが浮かぶシチュエーションはあと2つあるんですが、それは次回の機会にでも書こうと思います。
続く




