Real Life 002 そう言えば作者が気になった設定を捏造する
本編を読んだ人へのつなぎ企画です。Real Lifeというタイトルからも分かるように、完全な裏事情をネタバレさせる回です。
なお、本編は8/9に更新予定です。今後はネタに詰まったらReal Lifeシリーズでのネタバレも少しずつしていこうと思います。
今回は、本編に出てきたけどこの設定ってどうだったっけ?を捏造する回です。
作者公認の非公式設定としてある程度ごまかすところもあるのは、ご了承いただきたいと思います。
1.そもそもにこの話、ジャンルはなんなの?
ラブコメ、もしくはポエムですw ファンタジー要素とかは最低限残しているのと、それが娘絡みのことだけにしている点だけが、ラブコメとは違うところです。
プロット案として書いていますけど、娘が元の世界に帰るという前提ありきが崩れてしまったので、それっぽいことが書けなくなったところがあります。
ポエム要素というのは、楠みちはる先生の湾岸ミッドナイトシリーズのような言い回しをよく使うからです。クセというか。
2.終わりの一言、あれは何?
2部までつけていたアレですけど、元ネタは筑紫哲也NEWS23の終わりに筑紫さんの言ってた「今日はこの辺で」というのが印象深かったから使っていました。
なお、娘と奥様バージョンもあるのですが、あれは特に考えずに作りました。一応、上記の通り、娘は読者への目線を持っているので、セリフの変化がありました。
めんどいので、今はつづくにしています。短編はおしまいです。こちらはその昔(というか再放送しすぎてよく分からない)U局で放送していた「方言彼女」シリーズのコーナーに由来しています。
3.戸籍復古はそんなに簡単に出来るものなの?
調べた限りなんですが、失踪者の戸籍は8年だかで死亡扱いになるそうです。なので、現実的にはあり得ないことなのですが、どうしても日本国籍を得るためには、そういう道筋を作って、出来るできないはある程度無視した形としました。
4.二人(特に奥様)の料理が壊滅的なのはなぜ?
一人暮らしの長かった奥様、当初は簡単な料理なら出来るという設定でしたが、主人公の料理スキルが上がっていってしまったのと、もうお惣菜でも美味しければなんでもいいという彼女の希望もあって、料理が出来なくなってしまっているというのが正しいのかと。忘れていると思いますが、キッチン道具はいらない人として書いていますので、もともとしなかったというのが正しいのかなと思われます。
娘に関しては、箱入り娘に近い状態だったこともあって、家庭科の授業以外で料理を作ったことがないのと、主人公譲りとも言える3食同じ食べ物を食べられる点で、出たものを食べるという文化になってしまっているからです。
ただ、出来ないのは変わりない。強いて言えば、失踪後の半年ほど身を寄せていた親戚の家で家事をやっていた奥様がかろうじて出来るかもという程度だと思ってください。
5.娘と同居してた時、一緒の布団で何回か寝てたけど、色々大丈夫だったの?(女性の皆様には申し訳ない話)
主人公の理性もそうですけど、精力減退という点もあったのではないかと。普通の男性なら、18歳ぐらいの女性と抱き合って寝るなんてことになれば、当然下半身が反応すると思うのですが、俗っぽい話をすると、風俗に言っても、どうしても興奮しない時があったりしますよね?(言ったことない人にはわからない伝え方で申し訳ない)どんなに好きであっても、生殖行為に及ぶまでの性的興奮を覚えないから、全く使い物にならない時があると思います。この頃の主人公は必死過ぎてその辺に性的興奮を覚えなかったのかもしれないですね。そのとおり、Life 14で二人は結ばれるわけですけど、この時みたいに気持ちの高ぶりなども大いに影響していたのでしょうね。
6.三人で同居してるけど、今でも3Pしてるの?
出来る関係、というのが正しく、実際に本編の通り、月に奥様5:娘1ぐらいのペースでしています。成り行きで三人で出来る関係だけど、2部終了時点で、お互いをライバル視するようになったことで、より二人での行為を重視するようになったと考えてください。まあ、あとムラムラする時期が一緒だったりして、娘と奥様でレズプレイもやってたりします。1回ありましたけど、トレーニング後にそうなってしまうときもあると思ってください。なんか、主人公が本当に男に見られてないw
なお、同居してすぐの頃は、ちょくちょくやっていました。コスプレ回とかありましたね。
7.奥様は最初と今では、どちらが客観的に綺麗(可愛い)の?
奥様の初登場はLife 11です。このときはやや歳を取ったが、娘と瓜二つという表現にしています。Life 21では見た目が同じなので、この時点ですでに若返りは始まっています。今の奥様は大人なんですけど、見た目が緩やかながら徐々に若返っている状態であり、超人的なアスリート能力や多くの人が理想とする肉体は現在に至るまでに作り上げたものが退化しないだけ。そして、顔や仕草などは、大人から少女へ戻りつつある、非常にアンバランスな状態です。娘と並んで、娘が大人に見えてしまう理由です。要は国民的探偵です。
裏設定ではないのですが、奥様が主人公の願った体だから、鍛え続けても若さを保っていると本人は思っていますが、ここで初出となりますけど、実は奥様が願えば、ある程度の体型変化は緩やかだけど起きるようになっています。直近のLife 107でCカップになったと大騒ぎしてましたけど、ここでDカップになりたいと本人が願い続ければ、半年ぐらい時間はかかるものの、Dカップになると、今設定しました。が、彼女は特にそれを望んでいないようですので、多分この設定が生かされることはないと思われます。
なお、まとっている空気感は、大人の女性なので、会社の後輩や、娘の友人が憧れる要素は、このアンバランスさなのかもしれないですね。
8.備品係って大手企業にもなくない?
Life 25.9からの話ですけど、少なくとも現在は総務部の備品棚などで、名前を書いて持って行くみたいな感じだと思います。
この設定は、昭和の組織では一人ぐらいいたという母親の話より来ていて、そこそこ大きい会社だから、3人ぐらい配置しました。これもLife 49で修正されましたけどね。
その後備品係は廃止されるのですが、これも社内IT化の影響によります。もともとサイボウズを導入している会社にとって、性善説で備品をシステムに記載し持っていけば、管理はいらないと思うんですけどね。
9.そう言えば奥様の勤め先、一体何をしている会社なの?
食料品商社っぽいことをしている会社です。300人規模で優秀な人材がヘッドハンティングされていくため、業績は横ばいです可もなく不可もなく、ある程度の規模の食料品卸で、何でも扱っているという感じです。ITシステム化が進んでいないため、まだまだアナログ(PCがあっても基本はFAX受付とかね)。従来の固定客のみでは先細りすると見越していた、現在の社長と営業部により、人件費や倉庫、物流に至るまで、IT化と徹底的にコストダウンを図り、その上で紙からPDFと電子署名での契約などを色々テストしながら、旧体制をクーデターにより辞任に追い込み、更に居座る高給取りやモラハラやパワハラなどを徹底的に排除すべく、表向きは早期退職として首切りを敢行。結果、もともと一枚岩ではない会社は、総務部・経理部と営業部・人事部、更に第三者機関としての監査部で保たれていたパワーバランスが崩れ始めている。社内がゴタゴタ続きだけど、いい人材や新規開拓営業なども行いたいということで、我らが奥様は人事部に籍をを置きつつ、実際は主人公が客寄せパンダというように、体よくいろいろな場面に駆り出されているという状態である。
10.奥様のDV話って、どんなことがあったの?
最初は大学時代の友人の付き合いで行った合コンで知り合い、そのうちにデートを重ねるようになりますが、体の関係を持つようになり始めたあたりから、性的DVを受けるようになります。当時の奥様は自分の体型の秘密なども知らないため、その時の彼氏は全裸写真などを取り、それを脅しに性行為を強要するようになりました。彼氏は非常にステータスの高い男で、実際にベンチャー企業経営を行い、業績もうなぎのぼり。そこそこ顔も売れてきたこの頃に、奥様と付き合っているわけです。しかし、彼氏は妻子持ちで、奥様のような不倫相手が、確認されているだけで3人(本人談)いるらしく、本来なら慰謝料など取られかねない状態だったのですが、彼のステータスの高さと子供、そして自分の生活を守るべくと、彼の妻は不倫相手に対し、示談金(口止め料)ということで、一人に付き手切れ金として数百万円単位のお金を渡しています。このため、被害届も出ることはなく、彼の企業は現在も健在。ただ、彼と妻の仲がどうなったのかはわかりません。ちなみに、奥様はそれでも彼が自分を選んでくれると思っていたらしく、自分が不倫関係であったことに多少のショックと自分の隙を自覚したのでした。
このお金は、のちに震災へのボランティア活動や、今の娘の学費の一部になるなどしている。本人は苦い経験といいながらも、特に隠すことはしていない。
11.主人公の過去の恋愛遍歴、同棲までした恋人を好きになれなかった理由は?
すごく簡単な話で、彼女の趣味や趣向は理解していましたが、彼女の気持ちを理解できなかっただけです。愛して欲しかった彼女と、一緒にいて欲しかった主人公の気持ちのズレが大きくなってきたからです。一緒にいること=愛していることではないと彼女は知っていて、主人公が知らなかっただけです。
ちなみに、ちょっと話を盛ろうと思いますが、ゴシックファッションを好んでいて、そこに理解を示した主人公だから愛して欲しかったと思っていたのでしょうね。ちなみに作者はゴスロリ容認派です。だって、僕もなんやかんやでキャラTですからね。
12.主人公の会社、あんなにいい加減なのは?
ご存知かどうかわかりませんけど、20年以上前の中華系企業って、そういう空気でした。
仕事してるんだけど、別のPC持ってきてオンラインゲーとか普通にやれた時代です。僕の同僚とかも仕事中にずっと音楽聞いてましたからね。それを今風にすると、マシンパワーでウマ娘とかやっちゃうんだろうなと。DMM版じゃなくてSteam版で4K化したけど、同僚は4Kディスプレイをくすねてくるんでしょうか?
13.娘の交友関係、案外狭いよね?
狭いといえば、主人公と一緒にいることが幸せなので、特に気にしてないというところもあるでしょう。でも、実際にコンビニバイトを5年近くもやってますし、ネイティブで英語が話せるので、書くことはニセ最終回みたいなことになると思いますけど、案外すごいコネなんかを持ってる可能性はあるでしょうね。物語で面白くできそうなんだけど、それって成功談になっちゃうので、面白くない。
14.そんな娘の大学の友人、絶対にアレだよね?
アレです。フルバの透、魚谷、花島をイメージして書いてましたけど、まあ、中の人情報も書いてしまったのでアレです。
3人の役割分担が結構変わるのが違いかなと思っていますけど、果たしてどうなんでしょうかね。これ、実際に何らかの形で声を入れる時、すごく迷う部分かもしれない。
15.奥様の後輩が驚くほど、主人公はITスキルがあるの?
実は後輩が半年でIT知識を付けているほうが驚くべきことなのですが...。それはさておき、彼が死のうと思った理由は、100人程度の企業の業務管理プログラムと、DBの設計、仕様構築のスタートアップから、導入、カスタマーサポート業務を数社掛け持ちしていたところに、社内の上司からパワハラを受け、更に畑違いの業種のプログラム作成を強制され、そのあたりで電車に轢かれそうになり、自殺を考えたのです。まあ、結果オーライだったわけですけど。
したがって、実際のところ巨大インフラではないものの、実運用としてほぼすべての工程を実践しているため、ある程度の設計構築を現実的に考えられることが出来るぐらいには知識と実績もあり、なおかつ完全に自社開発だったからこそ得られた知識が多く、ベンダー任せで孫請けあたりが設計構築する前提の営業トークなどが出来ないことが弱点となります。彼が作ったリモートワークと業務管理ソフトの組み合わせだけでIT化が推進出来る資料というのは、ただ使ってなかった機能を結節させた上で、あとはベンダー側に委ねるという草案であり、それを無償で暇だから作ってしまうあたりが、この主人公のおかしなところなのでしょうね。
16.そう言えばしばらく前の設定あれこれにあった、「家族ゲーム」のカメラワークって具体的に何?
松田優作さん主演の「家族ゲーム」という映画の「横並びの食卓」を、主人公達が見ているTV側から見ているように書きたかったというだけの話です。映像化する場合、登場人物だけを動かし、カメラは定点固定。それで面白いものが出来るかどうかです。この話って、実際のところラジオドラマのように効果音がつくと若干変わるのかもしれないですけど、人の会話だけで完結させることしか考えていません。画像生成AIをいじって遊んでいますけど、登場人物を全く創作しないのは、個人個人の好きなイメージで読んでほしいだけです。
17.ヒロインっぽい人たちが増えてきたけど、なにか考えてるの?
最初は奥様ですらヒロインにしないところからここまで来ているのと、個人的には主人公より娘の最後を書きたいと思っているんです。そのためには、色々な女性を知る必要があったり、色々な体験をしていく必要があるんです。そのためのヒロインです。だから、主人公とは何らかの形で接点はあるんだけど、恋仲になる要素はほぼないと思ってください。(やや否定は出来ない部分があるため)
18.主要な登場人物の過去や現在に当たる話は今後もあるの?
あります。行き詰まると書くと思います。というか、こういう話を1回書かないと、キャラ設定にブレが生じるので、出来れば登場人物全てに1話あげて、その人の日常を書く回があってもいいのかなと思っていたりします。ただ、それがモロにダイレクトアタックされたのが106話でしてw
19.今後、娘が別の世界線に飛ばされるとか、そういう展開にはならない?
なりません。主役なので、彼女が世界線を移動した瞬間に、プロットをまた作らなければいけなくなります。せっかく固まってきたこの世界を壊すのであれば、次回作にご期待くださいとしか言いようがありません。ただ、次回作は多分ないです。その代わり、細く長く続けていく予定です。
20.結局、会話劇とは?
本当は仕草だったり、表情だったりを書くのが苦手で、ならいっそ会話だけで成り立たせる話を書ければ面白いかなと思って3年近いですけど、それを書ける人って本当に会話だけで成り立たせるような面白さ、会話の成り立ちから、話し方、話題性などもひっくるめて、最初から最後までカギカッコだけで終わらせるのが理想論です。出来ないからこんな感じになっています。
書いてみるものですね。事実と異なるようなものもあると思うんですが、あくまでここで書いたものは、だいたいが本当で、少しが嘘です。
特に今まで考えてなかったところを少し考えたので、今後の話に活かして行きたいと思います。(整理の場?)
つづく




