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あくまで怠惰な悪役貴族   作者: イコ
第十一章

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遺跡ダンジョン攻略 1

 領都ヒュガロに戻ってきたボクらが屋敷に行くと、テスタ兄さんとアイリスがお茶を楽しんでいた。

 美男美女の二人でお茶をとっている姿は絵になるな。


「ただいま」

「あら、お帰りなさいですの」

「うむ。サクラを連れてきてくれたのか」


 サクラとエリーナを同行させていた。


「失礼します。デスクストス家の皆様。正式にリュークの妻となることになりました。エリーナ・シルディー・ボーク・アレシダスを改め、エリーナ・シルディー・カリビアンにございます」


 エリーナが優雅に挨拶をすれば、二人はどこか呆れたような顔を見せる。


「行き遅れのエリーナ様がやっと結婚できたんですの」

「リューク。エリーナ嬢をもらったのか?」

「アイリス様! あなただって誰とも結婚していないではありませんか?!」

「あら、わたくしは良いですの。皆が結婚を申し込んできましたが、全てを断って自由に生きているだけですの」


 意外にエリーナとアイリスは仲がいいのかな? サクラさんがテスタ兄さんの後ろに回って立ち止まる。

 妻というよりも、メイドのような立ち位置に二人の関係性はボクとシロップのような関係にも思える。


「リューク。二人で話をしたいのだがいいか?」

「ええ。構いませんよ」


 テスタ兄さんから呼ばれるとは思わなかったが、声をかけられて二人で中庭へと出る。


「どうしたの?」

「お前は遺跡ダンジョンについてくるつもりなのだろ?」

「うん。そのつもりだよ」

「ならば、先に伝えておく。現在の遺跡のダンジョンに父上は取り込まれている」

「取り込まれる?」

「そうだ。ダンジョンコア自身が父上だと思えばいい」


 バルニャンや天王のアフロディーテのような存在というわけだね。


「そして、大罪魔法の影響でコアが変質していると思えばいい」


 ふと、ゲームの時に現れるプラウド父さんの姿は獅子の姿をした怪物だった。

 そして、目の前で話をしているテスタ兄さんは蛇の怪物だった。


 大罪魔法に飲み込まれて、取り込まれた者の姿をとるのかもしれない。


 そして、プラウド父さんは抗いながらも魔王に挑んだことで、歯止めを超えてしまったんだろう。


「わかったよ。覚悟はしていく」

「うむ。私がダンジョンを手に入れるために協力してもらうのは心苦しいが、よろしく頼む」

「はい!」


 ボクはテスタ兄さんとの話を終えて、部屋に戻れば、サクラさんがこちらを見ていた。


「サクラ、部屋に行くぞ。世話をせよ」

「はい。テスタ様」


 どこか虚な瞳を見えるサクラさんの様子が気になったが、他人の夫婦に口出しするのは無粋というものだ。


「それでは明日」

「ああ、明日からよろしく頼む」


 立ち去っていくテスタ兄さんを見送って、部屋に視線を向ければ、アイリスとエリーナの言い合いは未だに続いていた。


 アレシダス王立学園時代から、二人には因縁めいたものがあるのかもね。

 一年次王国剣帝杯で、戦った二人は、氷のドームに包まれてどんな話をしたのか他の誰も知らない。


「二人とも、今日は帰って来たばかりだからゆっくりするよ。お風呂に入ろうと思うけど一緒に入る?」

「あら、リューク。お誘い嬉しいですの」

「リューク! アイリスが変なことを言っていますよ!」

「変じゃないよ。アイリスもボクの妻の一人だからね。カリンやリンシャンは知っていることだよ」

「なっ!」


 エリーナには言っていなかったかな? 塔のダンジョンでアイリスが何かと働いてくれていたことはエリーナも知っているはずなんだけどね。


「ほら、エリーナ。一緒にお風呂に入りますの」


 アイリスは楽しそうにエリーナを誘う。

 それに対して、エリーナは自分の身を守るように腕を組んで嫌がる素振りを見せる。


「アイリスとお風呂に入ったら何をされるのかわかりません!」

「あら、失礼ですの。わたくしを見境ない猿のようにいうのはやめてほしいですの」


 アイリスが立ち上がると、メイ皇女が付き従う。


「えっ? メイ皇女?」

「違いますの。キキですの」

「キキ?」

「ウキ?」


 エリーナは変わり果てたメイ皇女を見て理解できていないようだ。

 色々と理解が追いついていないエリーナを連れて、アイリス、キキ、クウ、アンナ、レイの五人とともに大浴場に向かう。


 相変わらずアイリスのプロポーションと美貌は群を抜いており、エリーナも美しさでは負けていないが、スタイルが少しサボっているのが見受けらられる。


 その点、スタイルだけならクウはアイリスと対等になれるほど鍛えられていて、スレンダーなアンナとレイは美しく見える。


 キキだけはお子ちゃま体型だった。

 それはそれで好きな人はいるだろうから、ボクは何かをいうことはない。


「エリーナ」

「こっ、コラ! アイリス、やめない。私の体に触れていいのはリュークだけです」

「そんな冷たいことを言わないでほしい。二人でリュークを楽しませてあげればいいの」

「へっ? リュークを楽しませる?」

「そうよ。男女には様々な楽しみ方があるの」


 そう言って二人の大きな双丘が形を変えるほどに接近して潰しあう。

 確かにアイリスがいう通り、見ている分には楽しいが、それを一番楽しんでいるのは間違いなくアイリスだと思う。


 ボクの横にはアンナとクウが丁寧に体を洗ってくれている。


「リュッ、リューク! 本当にこんなのが楽しいんですか?」

「楽しいですの、リューク」


 二人とも圧を飛ばしてくるが、エリーナも満更ではなさそうなので、見ている分には楽しい。


「うん。二人の絡み合っている姿は楽しいよ」


 ボクはそう言いながら、アンナにキスをする。

 お風呂で裸の付き合いをしながら、アンナはボクのされるがままに身を委ねる。


 普段では見られない光景が広がっているように思える。

どうも作者のイコです。


新年あけましておめでとうございます!!!


今年もよろしくお願いします!

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