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異世界チート体質  作者: 工藤海人
エルフ
7/17

一階層突破?

「ここです」

「ダンジョンて言うからなんか、迷路かと思ってたんだけど…これって東⚪⚪⚪ー」

◼️明らかに異世界人が作ったような立派なものが目の前にある。それも何かしらの隠蔽魔法で隠さなければいけない程の大きさに、魔力が感じられる気がした。

「これ何階あるの?」

「5階層だと聞いてます」

「はぁ!?これで5階層しかないの!」

◼️東⚪⚪⚪ーくらいデカイ癖に中身が5階層って見かけ倒しもいいとこだ。今は何かしら建物に細工がしてあると思いたい。ロビンが注意事項を伝えてきた。ダンジョンにいる最中はスキル発動は許可されてるが、魔法は風しか打ってはならない、他の魔法を打つと強制転移されられるらしい。追加で過去5階層まで行けたのは勇者だけだと言うのだ。

「なるほどルールはわかった。勇者は何日で突破できたんだ?」

「7日だったと思います」

「ふーん、なら俺は5日で突破してやる」

「それは」

「大丈夫俺を信じろ。開けろ」

「はい」

◼️扉が音を立てて開かれるとほぼ同時に走りだし、風魔法で体を強化して、完全に開けきる前の扉の隙間から中への入った。入って数秒で足が止まった。

「こりゃスゲー」

◼️一回目の階層だからなのか、外とほぼ変わらない森と太陽があった。異様なのは森の木の大きさである。日本で言うマングローブの様な、それより遥かに太い木々がズラリと広がってる。陸地は今立ってる場所だけで、後は水のようだ。

「なるほどなるほど、飛んで行けと、さて行きますか」

◼️最初から本気を出すと後々に響くと思い、水面に干渉して少し浮く程度の風魔法で奥に見える、円形の建物へ向かう、円形の建物は空に突き刺さっていて、あれ以外、上にいく方法がなさそうだからだ。

◼️暫く飛んでいると、魚が跳ねて純を襲ってきた。それを風魔法の障壁で防ぎ無傷で通過する。その後も嘴がドリルみたいに回転してくる鳥が襲ってきても無傷である。

「ピラニアか?それとなんだ変な鳥は流石異世界」

◼️異世界の見たことのない魚と鳥を見ながら円形の建物へ急いだ。

「こいつが試練の一歩か?」

◼️ロビンから聞いたのは、各層にはボスがいてそれを倒すか、試練に合格しないと次の層へいけないらしい。

◼️円形の建物の入り口付近に木製、いや草なのか。なんとも見たことのない。ゲームで言うとゴーレムに近いモノが立っている。

◼️そのゴーレムが風魔法で攻撃してきた。それをかわして純も反撃を開始する。

「さーてやりますか!!」

◼️意気揚々と初激に放った軽いウォーミングアップ感覚で撃った…筈の一撃はゴーレムの胴体を吹き飛ばし、銅を支えていた足は倒れた。

「はい?!今ので終わり!?」

◼️あまりにも手応えのなさに純自信も驚きを隠せなかった。



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