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異世界チート体質  作者: 工藤海人
王女様!?
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戦闘を回避する?

◼️もといた場所に戻ろうとしたその時だった。何かを感じた、言葉で言い表せないものだ。仮面をとりかけたリーンに仮面を外すなと命令して、その何かに向けて走る。

◼️同時だ純と騎士が止まれと合図をだ、目の前に鎧をきた騎士団が十人近くは見えた。反対からは木の枝に仮面の二人が見下ろしている状態だ。

『あれか』

◼️何かの正体は隊長核であるであろう騎士の持つ剣だ。感覚で風魔法が付与、もしくは加護があると見えた。

◼️騎士達は剣を抜き戦闘態勢に入ったが、純は動きはしなかった。本来であれば、手加減して魔法をはなちこの場所を去りたい気持ちが優勢ではあるが、今の魔法威力で手加減など、針に糸を通すくらいの難易度で難しい。ただのエアリアルの魔法で首が飛ぶとなれば、他の選択肢がないのだ。確実に殺してしまう。今騎士団らしい者達を殺すのは後々めんどうになる。どうしたものかと考えてるとシルフィードが純の意思とは関係なく現れた。

『久しぶりですね。シル』

◼️剣から精霊が出てきて膝をついた。

『お久しぶりです。お母様』

◼️シルフィードの娘が剣に宿っているようだ。

『何故お母様がここにいらっしゃるのでしょうか?』

『おかしな事を聞きますね。貴方だって剣に宿って外に出れてるではありませんか。頭の良い貴方ならわかるでしょ』

『ですが、お母様を宿せる人間がいるなんて信じがたいです』

『事実です。私がここにいるのが証拠ですよ。さて貴方がいると言う事は其方の方は、王国の騎士団長ですね。姫様を助ける為にきた、と言うところですか?』 

『はいその通りです』

◼️流石シルフィード情報を聞き出してくれた。そうなると余計に殺せない。シルフィードがなんとか丸く納めてくれるとありがたいが、そうなるか見守る事にした。

『主は戦闘を望みません。それにわかるはずです。今私達と戦いどうなるか』

『それは…』

◼️シルフィードの威圧にシルは簡単には賛成できないようだ。

『仕方ありません…主』

◼️耳元へやってきて純に囁く。

『こうか?』

◼️目に魔力を流した。

『それは!ははっ!!』

◼️膝をついていたのが土下座に変わった。どうやらこの目の意味を知ってるようだ。精霊なら当たり前かと思いもしなくはない。

『わかりましたか?この方の力が』

『はい』

「シル?」

◼️騎士団長が初めて口を開いた。

『ごめんなさい、エリア、もしこの方と戦うとなれば私は力を貸せない』

「それは何故ですか?」

『この方は風魔法の真の後継者、お母様と並ぶいえ、それ以上の身分の方、この方に刃を向ける事はお母様や、他の御姉様達精霊を相手にすると同義、私は消えたくない』

「…わかったわシル」

◼️精霊は戦って負ければ消えるのだと新しい知識を得られた。

「貴方一つお聞きしたい!」

『なんだ?』

「貴方は姫の敵いえ、姫の敵なら姫はもう死んでいるはず、それなら質問はこうするべきですね。貴方は王国に敵対する者ですか?」

『賢い質問だな、今は敵対する意思はない。まぁそっちが俺達に何かしてくるなら話しは別だがな、ではこれで安全も確保できたみたいなので我等は失礼する』

◼️風魔法で目眩ましをする。

「団長追いますか?」

「やめておこう、シルが力を貸してくれないなら、私以外の誰が追っても結果は見えてます。今は姫様の救出が先決です」

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