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テーマ詩集:二字熟語

行脚

作者: 歌川 詩季

 求道者って素敵。

 つかのまのさきに 永遠があるというなら

 目のまえの刹那 そこに手をのばせ

 一も知らずに 十まで語る

 口数よりも足にマメこそが欲しいから


 (ひざ)をすりむくのは

 まえをめざす強さだとしても

 立ち尽くすことのできない弱さでもあるだろう


 行脚(あんぎゃ)

 道は はるか

 遠きゃそのぶん つづいてゆくと



 つかのまもなけりゃ 永遠もないというから

 スタート切るのが ゴールの秘訣

 切らぬ火蓋(ひぶた)にゃ 幕切れおりず

 舞台にあふれた道化師なんざ用無しだ


 かかと(けず)れるのは

 ふみとどまる強さだとしても

 つまさきにあずけられぬ弱さでもあるんだと


 行脚(あんぎゃ)

 道の かなた

 積んだ歩みが 高さになると

 私のガラじゃない(苦笑)

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― 新着の感想 ―
[良い点] >口数よりも足にマメこそが欲しいから マメ違い。 相変わらず上手い [気になる点] >一も知らずに 十まで語る 知識の数え方において 小数点が存在しないなら これは単なる夢想を語っ…
[良い点]  止まるも進むも強さで弱さ。  状況が違えば意味も違う。  どちらがいいと言えることでもないのですよね。  それを知りつつ進むことを選ぶ。  それは強さであるのだと思います。 [一言] …
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