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環状線

作者: 檸檬

田舎者が飛び乗った


環状線


どこにもつかないのは


もう分かっているはずなのに


まだ降りられない


分かってる


分かってるよ


探しても探しても


無駄なんだ


涙はかくして


飲み込んで


息を止めてでも


立ち上がって


自分で降りなきゃね


わかってるよ


わかってる


わかってるよ


わかってる


わかってる


でも


わかりたくなかった


わかりたくなかった


きっと着かない


探しても探しても


もう着かないんだ


わかってるから


もうしばらく


涙が止まるまで


乗ってる


全て涙は流してから


降りるよ


わかってるから


許さなくてもいいから





















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