明晰夢を見たときの事
長編小説考えてるんだけど全然進まないし、せっかくだから夢をシリーズをにしてみよう。
ってことで2話目
明晰夢ってのは、夢の中でこれは夢じゃん?って気がつき、その後は目が覚めるまで、なんでも好き勝手出来るようになるまさに夢のような夢である。
しかし、簡単にはみれるものでもなく、花○院でさえ腕に傷がなければ夢だと気がつけないように、普通は夢の中の自分はここが夢とはまったく疑わない。そんな発想さえでてこない。
さて、結論を先に言うと寝る時間を増やすことで見れる可能性が上がる。そりゃ夢なんだから寝るしかないじゃん!ってツッコミはなしだ
僕も若い頃に数えるほどだが明晰夢の世界に入門したことがある、あの頃はすることが無かったので寝る時間が一日平均8~9時間で昼寝もしていた、付け加えて疲れと言うものを知らない学生だったので、腐るほど寝ていた。
そういう生活が年単位で続くと不思議なことに夢を覚えていることが多くなる。
そういえばさっきのは空を翔ぶ夢だったなぁとか、顔は見えなかったけど誰かに告白される夢だったな‥とか
そうやって寝たり起きたりを繰り返していると、奇妙な夢を見るようになる。
ある朝、いつもの布団から目が覚める。
そこでいつものようにテレビをつけるんだが、テレビのスイッチを押そうとして起き上がったその瞬間、猛烈な眠気が襲ってきて意識を失ってしまう。
そして目が覚めるといつもの布団の中なのだ、なんだ今のが夢だったのかと起き上がってテレビをつけようとすると、また凄まじい眠気が襲ってきて意識を失う。
ありのままおこったことをいうぜ、夢の中で強烈な眠気に襲われ、起きたら夢の中だった。
そんなポルポル状態を味わえるのも夢の醍醐味だ、エンドレスモーニングとでも名付けようか
テレビをつけずに階段に移動しようとしたが、眠気に襲われ廊下で撃沈、今度はトイレに行こうとして扉の前で撃沈、再度布団に戻された。
さて、この話が自分で起きたとしたらどうだろうか?
初体験でこの夢をみた人でも二度目、三度目と布団に戻されれば
「これはまだ夢の中じゃないか?」と疑うことだろう。
夢の中で、夢であることを疑う。
そう、こういう夢こそ明晰夢の一部なのだ、これが見れたら明晰夢に入門したみたいなもんと言うことだ
夢と現実の境目に明晰夢の入り口はある。 と思う。
ちなみに起きかたは、強烈な眠気に襲われる前に、思い切り「起きろ」「動け」と、念じるだけである。
成功すると脳みそが粘っこいシートに覆われた感覚がして、そのあとで結構強めの眠気が襲いかかってくる。それでも「うぉぉぉぉ」って勢いでジタバタすればようやく本当の腕や足がかすかに動く感覚がするので、覚醒したと実感できる。
入門できたならあとは簡単だ、同じことの繰り返しをすることで稀に夢の中で夢だと気がつけるようになる。
ただ僕の夢スキルは徒弟レベルだったので、そこまで自由自在に夢の世界を改変したことはない。思い描いた人をパッと出す、というところまでは至っていないのだ、残念なことに
僕のみた明晰夢は、どれも非常に不安定な状態にあり、何か世界を改変しようとして強く念じると、目が覚めてしまいそうになるのだ
結局僕に出来たのは願望を少しばかりに叶える程度の能力だった。
いづれS○Oのように仮想世界をリアルに楽しめる時代が来るのかもしれないが、それ以上のリアルさと自由度を明晰夢は秘めている。興味があるなら是非チャレンジしてみてほしい!
ただ明晰夢に挑戦するにあたって一点だけ、気を付けなければいけないことがある。
それはまた次回にのせてみようと思う。