~風変わりな『巫女』との2020年1月12日~
『西音寺尊とみことの物語』の続編を投稿いたします。
その日、みことが『西音寺尊』の探偵事務所にやってきた。
みこと「やっほー。」
尊はパソコンを、『巫女』は本を読んでいた。
尊「…。」
みことはため息をついた。
みこと「いつの間にか、腐れ縁ね…。」
朝、目が覚めれば尊のマンション、事務所の事務員の女性より先に、『巫女』の顔を見る毎日。
尊「…事務員のねえちゃんに『巫女』の姉ちゃんの見送り手伝ってもらえばいいじゃねえか。」
みこと「そんなこと言われても…ねえ。」
『巫女』は一体どういう生活をしているのか、服装がいつもと変わっている感じがしない。白と黒ベースの日本国では見ない服装だ。
尊「…。」
尊がみことが『巫女』を見ている方を見ると、尊も黙って『巫女』の方を見た。
『巫女』は今気付いたかのようにみことの方を見上げるように見た。
みこと「『星』が洗ってくれているの?」
『巫女』の女性は伏し目がちに微笑んだ。
みこと「『そうすれば』良いと思ってる絶対この娘。」
尊が頷いた。
尊「俺も、そこだけは分かった。」
みこと「…今日も、うちの事務子ちゃんと送るからね?」
みことはうなだれるように出ていこうとした。
すると、『巫女』の女性が慌てて立ち上がり、こういった。(《》内は韓国語。)
巫女《ちょっと待ってください。お茶だけでも飲んで帰ってください。》
みこと「…ありがと。」
みことは微笑んでお茶を入れに行った。
『巫女』もみことのあとに続き、お茶を入れるみことを眺め、応接用の椅子にみことに続いて歩いて行った。
みこと「大丈夫よ。ありがと。」
みことがそういうと、『巫女』は一礼して、自席に戻っていった。
引き続き、ご愛読の程、よろしくお願いいたします。
ことそばらすか。