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~啓示なき日々~

西音寺尊さいおんじたけるとみことの物語』の続編を投稿いたします。

西音寺尊と、みことが、『巫女』とみことの法律事務所の事務子と別れ、帰っていると、前に『巫女』の上司が立ちはだかった。


『巫女』の上司は、二人が立ち止まると一度礼をした。(《》内は韓国語。)


尊「どうされた?」


巫女の上司《どうにも、うまくいかない気がしているのですが。》


尊《はい。わかりはするのだが。》


巫女の上司《ほかの場所に移してはどうかと思うのですが…。》


尊《移動できる場所があれば検討する。》


巫女の上司《日本国ではだめです。》


尊《分かりはする。》


みこと「何よー。」


尊「場所の話。」


みこと「ああ。」


『巫女』の上司が目を見開いて、西音寺尊の方を見ると、『西音寺尊』の背中から白い羽根が生えてきた。


巫女の上司《これをなぜ、使われなかったのでしょうか?》


尊「韓国語で表現し得ない。日本国で得た情報であった。」


みことが驚いている。『巫女』の女性がこう続けた。


巫女の女性《では、できないということになるではありませんか?》


尊「大筋は分かった。しかしながら、先般述べた通りです。」


『巫女』の女性が一度頭を下げた。


尊「ハッ。」


尊は笑った。


みこと「…んもう。」


西音寺尊の背中に生えた羽はいつの間にか見えなくなった。


『巫女』の上司の女性は、右手を、二人の歩いていた方向にやって、進むよう促した。


西音寺尊とみことが、その方向に帰宅を続けると、『巫女』の上司は、『巫女』のいる、みことのマンションの方を見ていた。


尊「…よわったなぁ。」


みことが頷く。


西音寺尊と、みことが、尊のマンションに帰り着くと、間もなく、先ほど、尊の探偵事務所に訪ねてきた、カーディガンを羽織った女性が、同じ服装で、尊のマンションに来た。


みことが、部屋の中に招くと、みことはベッドを後ろにして床に座り、その向かい側のソファーに尊が座り、二人の入り口側の床に、その女性が座った。


カーディガンを羽織った女性はそのまま話し始めた。


カーディガンを羽織った女性《分かりはしたのですが、どうにかするというのは難しい感じがあります。》


尊《はい。そうでしょうとも。》


みこと「…。」


カーディガンを羽織った女性《あなた方は、どうされるおつもりなのでしょうか?》


尊「時の流れに…。」


みこと「身を任せるしかないかなと考えています。」


みことはそういうと尊の方を見て頷いた。


カーディガンを羽織った女性《…問題はありはしますが…。》


尊《はい。とても問題です。》


みこと「…。」


カーディガンを羽織った女性《解決されるまでにどれくらい時間がかかるでしょうか?》


尊《分かりません。そのため、余計に問題です。》


カーディガンを羽織った女性の表情は硬い。


カーディガンを羽織った女性《あの人が心配するのも分かります。》


尊《はい。そうでもあるかと。》


みこと「…勘弁してほしい。」


尊が頷いた。


尊《しばらく、ここにいらしてください。お茶でも出します。》


カーディガンを羽織った女性はこう答えた。


カーディガンを羽織った女性《いいえ。そういう訳にはいかないのですが。》


みこと「…そうよね…。」


カーディガンを羽織った女性《何かあれば、またお訪ねします。》


尊「そうしていただけると助かります。」


カーディガンを羽織った女性が立ち上がって一礼すると、みことも立ち上がり外まで送り出した。


みことは戻るとベッドを椅子代わりに腰掛けて座りため息をついた。

引き続きご愛読の程、よろしくお願いいたします。


ことそばらすか。

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