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第八回:文章を書くうえでのルールに悩む



 超久しぶりの更新ですが、不定期なので、まあこんなモノかとお思いください。



 さて、第8回は『文章を書くうえでのルールに戸惑う』です。

 これも厳密にはweb限定ではありませんが、webは自由な部分があるのと、編集の手が入っていないことから題材にしてみました。





 皆さんは、読んでいる時や書いている時に、これって本当に大丈夫かな? という違和感を感じたことはないでしょうか。

 自分の場合は結構あったりします。というか、今まさに感じています。


 というのも、上記には漢字で書くべき、ひらがなで書くべき、といった部分が含まれているからです。

 羅列していきますと、以下のようになります。


 >お思いください

 →下さい or ください?


 >書くうえで

 →上で or うえで?


 >入らないこと、感じたこと

 →事 or こと?


 >読んでいる時

 →時 or とき



 ざっと見て5個くらいありましたね。

 他にも「~ある」とか「もの」とか「いる」とか「など」とか、たくさんありますから、自分が書いてる時に何か引っかかった人は多いのではないでしょうか?

 書籍でも時々ありますが、web上にはこの使い分けがしっかりできていない人が結構います。

 自分もできていない一人です(ワザとの時もあれば、素で間違えていることもあります)。



 こうした使い分けに関しては、副詞や補助動詞の場合はひらがなと頭に入れておけば間違いを回避しやすいでしょう。

 ただ、このルールは絶対なのかというと、正直悩ましいところがあります。

 というのも、ひらがなで書くと少し読み難くなるケースがあるからです。

 例えば、文章上ひらがなが連続している状況で『こと』などをひらがなで書くと、何となく読み難く感じたりしないでしょうか?

 そういう場合は、違和感を感じない範囲で漢字を使うのもアリなんじゃないかと思います。

 もちろん、文章の工夫(かっこや空白、ルビなど)で読み難さを回避できるのなら、それがベターでしょう(やはりルールにうるさい人や真面目な人は気にすると思うので)。

※『こと』はなろう作家の多く(自分も含む)が使い方を間違っています。上記のように読みやすさを重視してあえて漢字にしている方も多くいるでしょうが、読む人が読むと気になる部分のようです。しかし、そういったルールを知らない人が読む場合には影響がないので難しい部分の一つと言えるでしょうね。



 他にも色々とルール的なもの存在しますが、大まかにいくつか紹介していきたいと思います。


 ・文章の行頭あけ

 小学生の頃など、作文を書くときにやってたハズなので覚えている人はしっかりやっていると思います。

 多くのweb投稿サイトにはこれを自動的にやってくれる機能があるのでとっても便利ですね。

 しかし、なろうでは次話投稿で作品の続きをアップしようとすると、この機能が使えません。

 自分はこれに気づかず130話まで投稿したことがあり、全部修正するのが大変なのでその作品は今も全部行頭開け無しで続けています(現在改稿中)……

 ちなみに、ガラケーやスマホの小さな画面で読む分にはあまり違和感がなかったりします。それも気づくのに遅れた原因でした(汗

 こういったケースは稀ですが、直せるのであれば早めに直した方が良いでしょう。



 ・三点リーダーの使い方

 これも人により使い方がマチマチですね。

 基本は1マスに変換したものを2マス分使うのがルールです。こんな感じ→『……』

 これは人により1マスだけにする人や・・・と全角を3つ打つ人なんかをチラホラ見ますね。

 ちなみに自分は…の1マス派でした。理由は、なんか2マス使うと文字数多くなってズルしている感があったのと、これの個数で台詞とかの『間』を調整したりしていたからです。

 ただ、最近は…を2マス使う基本に帰りました。文字数多くなるの、いいじゃん(馬鹿

 っていうのは半分冗談ですが、これも変えられるのであれば変えた方が良いでしょう。理由は上に書いたルールを気にする人などへの配慮とです。※書籍化した場合などもこのルールに則る必要があります。



 ・カッコ内末尾の句点

 小学生の頃のことを思い出すと、カギカッコ内の末尾は句点を省略すると習っていたと思います。

 実際、作文でもそうしていましたしね。

 でも、時が経つとそんなことは忘れてしまい、カッコ内でも句点を振ってしまう人が結構います。

 これは正直、教科書などが原因と言えなくもありません。

 だって小学校の教科書ってカッコの末尾にも句点振ってますからね……

 ※国語的には句点を振るのが正しいようです。ただルールが変遷して今は振らないのが主流になってきています。

 これも大きなこだわりがない限りは直した方が良いと言えるでしょう。理由は(以下略...



 ・数字表記や単位などの英語表記

 これは横書きの場合1,2といったアラビア数字が好ましいとされていますね。

 この、「好ましい」というところがミソで、厳密なルールがあるワケではないのが面倒なところです。

 他にもcmセンチメートルとか℃(度)など、そういった表記に悩んだ人も多いのではないでしょうか?

 これも明確にルールはないので、数字同様に作品単位で統一されていれば問題ないのではないかと思います。



 ・感嘆符のあとの空白

 これはちゃんとした文章の書き方を調べると、全角の空白が基本とされています。

 しかし、小説サイトなどに投稿する際、全角だと結構目立つのでちょっと抵抗があることも……

 これに関しては、個人的には半角空白でも構わないと思っています(実際、そうしている人も多いです)。

 印刷する際も、全角より半角の方がバランスが良いため、書籍でも半角を使用することが多いです。





 他にもあると思いますが、このくらいにしておきましょう。

 上記のルール的なものは、とりあえず守っておけば無難というレベルの認識で問題ありません。

 悩んだ時の指針になれば幸いです。



 最後に。

 上記に書いた内容は、web小説においてどれも明確なルールというワケではありません。

 ただ、回避できるところは回避しておいた方がベターというのは、頭の隅に留めておくと良いでしょう。

 そういったことを一々指摘するのは毒者と呼ぶ人もいますが、される側にも一定の非があると言えますからね……




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― 新着の感想 ―
[良い点] 勉強になりました (*´▽`*) [一言] >教科書って何故かカッコの末尾にも句点 昔、読書感想文で、めちゃくちゃ『、』とか『。』つけて字数を稼ぎました……><。←文才0ww
[良い点] おもしろかったです! やはりあるあるなんですね! 漢字かひらがなか。迷いますよね! 私の場合「帰って来る」とか「去って行く」とか書いてしまってそうです。 「関わらず」と「拘らず」の誤用も…
[良い点] ひらがな漢字の表記は確かに悩みます。 一番は「こと」です。そんなことはとか。 [気になる点] 私は行の頭は空いていなくても気になりません。 横書きの強みといいますか、違和感ないんです…
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