第13章 伯爵の城の夜
第13章 領地視察という名の旅行(伯爵の城の夜)
誕生日の夜にしたこと??
私はそれを思い出した瞬間、思わず
「えっ」
と言ってしまった。
「ホントに言ってんの?」
「もちろん。時間はたっぷりあるし、ベットもあるからな。」
そして、ナディア(琉斗)は激しいキスを落としてきた。
そして、前回『媚薬』だと言っていたものを見せてきた。
「な、ナディア?」
「気持ちよくなれよ?」
それだけ言うとナディア(琉斗)は片方の手で私のうなじにまわした。そして、唇にキスを落としながら、もう片方の手で先ほど媚薬だと言っていたものを私の中に塗り込め、指で丁寧に奥まで塗り広げる。
指で届く1番奥まで塗り広げると、やっと激しいキスをさから解放された。
すると、ナディア(琉斗)が私のことを抱きしめた。
「ナディア?」
「媚薬が効き出すまで少し時間がかかる。」
「えっ…」
「それまで少し休憩だ。」
私は、ナディアのことを抱きしめ返した。
ナディアがそう言ってから約10分後
私の身体にナディア(琉斗)が媚薬を塗った場所からどうしようもないくらいの疼きが全身を駆け巡った。
「うっ…ぁあ。ナディア…」
「どうやら、効き出してきたようだな。もう少し待とう。感じたことは我慢せずに声に出して良いからな?」
「…うん」
「良い返事だ。」
ナディアの声に先程から続いている全身の疼きがより一層広範囲におよんだ。
「うっ…ナディア。もう、ヤダ…。」
「ならば、そろそろ始めるか。」
すると、ナディア(琉斗)は、私がよく感じるところばかりを攻めてくる。
ナディア(琉斗)の指が奥の一箇所に触れる…。
「あっ、ダメっ…そこは、ダメって前回…。」
「お前がいい顔するからだろ?ほら、感じたんだろ?」
ナディア(琉斗)は中で手を動かし私のことを追い詰めてくる。
「あぁ…うっ。」
「もうお前のでシーツが大変なことに。入れて欲しいなら素直に言えよ?」
なんだと!?こいつは私が言わないとやる気がないのか?
こんなに焦がらせられるのはもう嫌なのに!
なら、欲しいものをちゃんと言った方が良い。自分の中の誰かが言った。
「…て」
「えっ?」
「入れて!もう、入れて欲しい、」
「いいだろ。」
そして、1日終わった。
覗いていた伯爵は私と琉斗が激しいキスをし始めた頃にどこかに逃げ出していた。