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異世界放浪記 ダンジョンマスターの憂鬱

神々の箱庭2


 扉の中は何かの受付の様な感じでまばらに人?がいる・・・獣人かな、猫耳の少女と少年がこちらを見て手を振っている。

 隣を見ると少女も手を振っている。

 近くの受付の男性にコインの様なものを渡し、紙の様な物に血を垂らしている。

 「登録をお願いします、登録者は隣の者です。」

 破壊神の少女の言葉に対して男性は

 「時間ぎりぎりだな、もう少し遅ければ締切っていたよ。」

 そんな会話をしていると

 {この時間を持ちまして、今回の神々の箱庭の受付を終了します。}

 扉の横に立っていた人形が動き出して扉の外に出ていった。・・・何の意味があるのかと思えば何人かの人がまだ受付に来ているのが見えた。

 どうやら出遅れて間に合わなかった人みたいだが

 「おい、龍虎。説明と書類を貰わない帰れないぞ。」

 隣の少女が頬を膨らませて怒っている。

 「ああ、すまん。書類は読めるか確認したい、あと説明とは?」

 受付の男性が立ち上がり声を掛けてくる、マジでビビったその男性はゆうに2Mを超えていた。

 「説明と言ってもたいした事ではないよ、その書類にも記載されてるからな。説明はいるか?」

 男性は帰り支度を始めた、なるほど書類に書いてあるからそっちを読め俺は帰るという意味か。

 書類に目を通すと問題なく読めそうだ、読めなければ隣の少女に読ませればいい。

 「大丈夫です、お疲れ様でした。」

 そう声を掛けると男性はこちらを見て手を伸ばしてきた。

 「面白い奴だな、箱庭は頑張れよ。俺はガルド、戦神ハマラの従属神の一人だ。たいした力はないが相談くらいは乗れるだろう。最も箱庭が始まったら俺たち神に属する者は一切の干渉は出来んがな。」

 ガルドは笑いながら去っていった。・・・相談と言ってもそれ以前の問題だな、何処に居るのかも分らない相手に相談は無理だろう。そんな事を考えていると。

 「登録は終わった、帰るぞ。」

 隣の少女は先に歩いて行く、仕方なくついって行くしかないみたいだね。

 「取り敢えず、我が神殿に戻るとしよう。説明も今後の事も話さないとな。」

 そう言い放ち、またあの黒い靄を出現させた。

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