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スピンオフ『ネルのねるねる大冒険/蛍の逃避行』  作者: きぬごし一兆


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22/28

(22)カルバンクライン

 最上階、キング・スイート・グーデンビューの大きな窓からは、三大ピラミッド、スフィンクス、そして遠くまで広がる赤い砂漠を見渡すことができました。

「すごいわねー」

 蛍が圧巻の景色にうっとりとしていると、

「ジャグジーに入りませんか?」と、ジュンが声を掛けます。

 ベランダのジャグジーがボコボコと泡を立てています。

 湯気の向こうで傾き掛けた太陽が景色に陰影を与えています。

「この景色を見ながら入るジャグジーも素敵でしょうねー」

 先ほど、灼熱の太陽に照らされて、蛍の身体は汗で湿っていました。

「リラックスできますよ」

 ジュンの優しい声が心地よいBGMのように響きます。

「でも、私、水着持ってないもの」

「用意してあります。さっき下のショップで買っておいたんです」

 差し出された物を手に取った蛍が言います。

「これ、下着じゃない?」

「はい、カルバンクラインです。水着は売り切れでした。それとも、ビクトリア・シークレットの方が良かったですか?」

「そういう問題じゃなくて」

「ここは最上階ですから、誰かに見られることもありませんし、大丈夫ですよ」

 そう言いながらジュンは自分用の黒いボクサーパンツを広げています。

 ――何? ちゃっかり私とお揃いじゃない――

 蛍は内心思います。


――でも、こんな機会二度とないかもしれないし、それにジュン君は童貞だしね


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