表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スピンオフ『ネルのねるねる大冒険/蛍の逃避行』  作者: きぬごし一兆


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/24

(13)チキンフィレバーガー

 さて、KFCから飛び出したジョッキが部屋に戻ると、メンバーが思い思いの姿態を披露していました。

 ベッドの上の闘四郎は「大」の字です。

 床のキースはベッドに片足を載せて時々ぴくぴく動いています。

 ソファーで毛布にくるまっている蓑虫の蛍が蚊の鳴くような声でつぶやいています。

「うん、そう、これ、これなの」

 ジョッキは、KFCからこぼれないように運んできた言葉をとりあえずぶちまけました。

「蛍ちゃん! ジョンソンの立体っていうのが92個あってね、それぞれにへんてこな名前が付いているんだ。

 そのうちの一つに側台塔回転二側台塔欠損斜方二十・十二面体っていうのがあるんだけど。どう? 面白くない? 

 蛍ちゃんこれで歌詞書いてよ。四角錐であんなカッコいい詩が書けたんだもん。これだったらもの凄いことになるんじゃなかな?」

「違う! そうじゃないんだよ! 俺は蛍とまた音楽がやりたかっただけなんだよ!」

 大声にびっくりしたジョッキがベッドの上に目を向けると、バタンと寝返りを打った闘四郎が「K」になったところでした。

「ごめんなさい。もう四股は踏めません。ごめんなさい」

 相撲取りにはなりませんでしたが、小さい頃から半ば虐待気味に稽古をさせられていたキースがドタンと寝返りを打つと「F」になりました。

「圭、ごめんね。でも、これが本当の自分だって思うのよ」

 蛍がパタンと寝返りを打つと「C」になりました。

 「K」「F」「C」

「あっ、チキンフィレバーガー食べ掛けだった!」

 ジョッキは窓際の席に残してきたチキンフィレバーガーを思い出して、慌てて部屋を飛び出しました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ