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貴方の好物


男「や、やっと終わった……っていうか明日が提出日なのに、この量の課題出すってどうかしてるだろ」


幼馴染「問題自体は捻られてないし、必要な公式と応用の仕方さえ覚えていれば、遅くても2時間掛からない量じゃない。他の教科は課題も出てないし、生温い方よ。さてと……それじゃぁわたしは夕飯の準備してくるわね」


男「……俺も手伝おうか?」


幼馴染「じゃが芋の皮すら剥けないのに、手伝いも何も無いでしょ。出来るだけ早く作るから、テレビでも観て待ってなさい。あ、それと、料理中のわたしに背後から抱き着くなら、事前に一声掛けること。料理最中にあんな事されたら危ないんだから。裸エプロンなら……そうね、着替えと心構え含めて……30分は欲しいわ。流石にハードル高いもの」


男「しないし裸エプロンも頼まないからな!いやさ、朝飯も馴染に任せっ放しだし勉強も見て貰ったし……なんか手伝えたらなぁって」


幼馴染「あら、わたしは別に見返りなんて期待してないわよ。全部わたしが好きでしている事なんだから。そうねぇ……幼馴染として、あえて言うなら……次のテストで少しでも良い点を取るように努力なさい」


男「……今日の夕飯って何?」


幼馴染「露骨な話題変更ね。まぁ、テスト前は勉強漬けにする予定だから別に良いけど……それと──」



幼馴染「貴方の好きな豆腐ハンバーグにしたからね」ボソ


男「いっ!? いきなり耳元で言うなって!」


幼馴染「ふふっ、相変わらず耳が弱いのね。ふぅ、満足満足。それじゃ、大人しくしてるのよ」

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