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悪戯好き
幼馴染「あ、そういえば……後で貴方の家に行くから。留守にしないでおいてね」
男「へ?なんか今日あったか?」
幼馴染「小母様と小父様が夜遅くなるから、貴方の夕飯を作ってくれってお願いされたのよ。ついでに明日のお弁当の仕込みも出来るし、貴方が課題をサボらないか見張れるし、一石二鳥だから引き受けたわ」
男「──……一言も聞いてないんだけど」
幼馴染「貴方が遅刻寸前まで惰眠を貪っている間に、小母様から頼まれたのだから当然じゃない。あぁ家族がいないからと袋の鼠になったわたしを駆除しようとするのは駄目よ?無論性的な意味で」
男「いや、確かに遅刻ギリギリまで寝てたけどさ。それでも息子に一言も伝えないのはどうなんだ」
幼馴染「ふふ、わたしは貴方の驚く顔が見れて満足よ。さ、課題もやるから準備しておきなさいね」
男「──……はい」