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ワイルズよりもアイスボーン
幼馴染「それにしても、今更アイスボーンを買ったのね。新しい物がもう出ているのに」
男「CMでやってたワイルズだろ?俺飽きっぽいからさ、途中で飽きても嫌だし、だったら中古も安いこっちにしようかなって」
幼馴染「なるほど……『俺は飽きが早いから、新品を徐々に調教するよりも、中古の調教済みの方が好みだぜ』と暗に訴えているのね。鬼畜魔人」
男「だってさ、1000円くらいで買えるならそっち選ぶだろ」
幼馴染「……貴方の鬼畜思考は読めているわ。前に所持していた女子の姿を想像し、それを元にキャラを作り、そして──わざと卑猥なモンスターにやられる気でしょう。そして暗転した一瞬の内に何が起こったのかを妄想の肴にし、色んな意味で満足するのよ。1000円の元は取れるわ」
男「……まぁ、一番は馴染がこれしか持ってなかったからなんだけどな。ほら、アイスボーンなら一緒にやれるだろ?」
──ぼすっ
幼馴染「……い、一緒にヤレるとか……やっぱり貴方はいやらしいわね。……いやらしいわ」
男「どうして鞄で顔を覆ってるんだ」