流石のドSだ。鈍感度が違いますよ
男「なるほど心理ゲームか……いきなり色々やらされて、その上質問攻めされたから何かあったのかと思ったぞ」
幼馴染「でもそのお陰で貴方がドSだという事が白日の元に暴き出されたのよ。というより質問最中にあまりにドSの方の回答しか出ないから、事前に質問の内容を知っていて、わざと答えてると思ったわ」
男「俺もお前が心理本を丸暗記して質問してるとは思わなかったよ……あっ、そうだ。馴染、俺も一つだけ知ってるやつあるんだよ。えーっと……俺が出した拳の上に、顎を乗せてくれるか?」
幼馴染「──……え?えっと……そ、そうよね、わたしも質問したりしたんだから……しなきゃ駄目、よね。──……これで良いかしら?」
男「おう。それから、俺の事をじっと見てくれるか?」
幼馴染「……な、何も躊躇せず言うのね。流石ドS、しかも押せ押せ属性まであるなんて正に──」
男「早くしてくれないと終わらないんだけど」
幼馴染「わ、分かったわ。ちょっとだけ心の準備をさせて……すぅ、はぁ……じゃぁ──」
男「」ジィィィィィィィィ
幼馴染「っ!ほ、ほらちゃんと見たわよ。これで平気よね結果は出たに決まってるわよね御疲れ様」プイッ
男(…………目が合わせたれたのが一瞬だったんだが。これはドMということなんだろうか)