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残虐兵器撲滅少女ティアドロップ⑦


 俺たちが駆けつけた時、街の状況は想像以上に深刻だった。だが、俺たちは立ち止まることなく、できることから始めようと決意した。


「ここからだ。後悔してる場合じゃない、前に進もう」


 過去の後悔を背負いながらも、俺たちは今この瞬間に全力を尽くす。それが俺たちにできる、唯一の贖罪だった。


 リリアは静かにうなずく。


「一緒に乗り越えよう! 私たちだからこそできることがまだあるはず」


 煙が立ちこむ酒場に着いた俺たちを迎えたのは、ソフィアを心配する女店主の温かい眼差しだった。


 彼女はソフィアを見つめながら、その無事を確認すると、ほっとしたように息を吐き出した。


「ああ、ソフィア、無事で何よりです。みんな、心配したわ」


 そして、俺たちに向き直り、先の騒動で俺たちに向けてしまった疑いについて、心からの謝罪を口にした。


「本当にごめんなさいね。私、あなたたちにあんなに疑いの目を向けてしまって…」


 女店主の言葉は、その場の空気を和らげた。俺たちは、彼女の謝罪を受け入れた。


 その時、酒場の常連客から重要な情報がもたらされた。


「明朝、奴隷商人が再びこの街に現れるというのだ。しかも、次は酒場だけではなく、街ごと燃やすと脅しているという」


 その言葉に、俺たちの空気は一気に凍りついた。


 そんな中、俺たちはソフィアの姿が見えないことに気づいた。あたりを見回しても、彼女の姿はどこにもない。


 焦りと不安が入り混じる中、俺たちは彼女を探しに街へと駆け出した。


 探し回った末、俺たちはソフィアを見つけた。


 彼女は、自分が犠牲になれば街を守れると考えていた。


 しかし、奴隷商人が持つ残虐兵器の存在を知り、彼女に勝ち目はないことも。ソフィアの目には、決意と共に深い絶望が浮かんでいた。


「ソフィア、それだけはダメだ。一人で全てを背負い込もうとしないで。俺たちがいる。一緒に、解決しよう」


 リリアもソフィアに向かって笑顔で言った。


「私たち、絶対にあなたを守るから。だから、後は任せて」


「でも、奴隷商人なら残虐兵器を持っている……」


「大丈夫だ。」


 俺たちの結束と決意は、これまで以上に固く、どんな困難も乗り越えられるという確信に満ちていた。


「この街には私たちがいる。何があっても、守ってみせる」


 とリリアが続けた。


「奴隷商人よ、お前が持つ武器よりも、俺たちの絆の方が強い。それを見せてやる」


 ソフィアは涙を拭い、堂々とした表情で俺たちに加わった。


「私も、一緒に戦います。この街を、私たちの手で守り抜きます」


 と、決意を胸に俺たちは奴隷商人の元へと足を運んだ。

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