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魔導兇犬録:哀 believe  作者: HasumiChouji
第八章:Reborn
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(2)

 水天宮の(そば)の筑後川の河原には……テントや仮設トイレが並んでいた。

 筑後川には……特設リングが浮かんでいる。

 あたしは……パーカーのフードで顔を隠して、水天宮の境内に入る。

 試合開始まで2時間以上有るのに……もう観客らしい人達でごった返してる。

 あ〜、まずい。

 ほとんどが、おじさんなんで……女の子1人は目立つ。

 水天宮の参道には……初詣の時期みたいに出店が出てる。

 ん?

 あれ?

「おい……ちょっと来い」

 あたしに声をかけたのは……背広姿の師匠。

「何ですか? 言われた事はちゃんとやるんで……」

「いや……何か気付かないのか?」

「何を?」

「お前達とつるんでた、あの変な連中は……何をした?」

「何をって?」

 何をするも何も……瑠華(ルカ)ちゃんの推理通りなら……高木さん達は、そもそも、今、久留米に居ない可能性が大だ。

「だから……この辺りにかけられてる『魔法』は何だ?」

「えっ?」

 言われてみれば……かすかな……魔法の気配。

 単に……「気」とか「霊力」が集まってるんじゃない。

 むしろ……「気」とか「霊力」は感じるけど……例えば、春休み中の山籠りの修行をした山小屋の辺りには、今、ここで感じてる以上の「気」や「霊力」は集まっていた。

 でも……ここで感じるのは、そんな自然の「気」とか「霊力」じゃない。

 弱いけど……何かのパターンが……そうだ……えっと……何で言うのか……人為的?

 そんな感じだ。

「知りませんよ」

 そう答えるしか無い。

「まあいい……。この程度の魔法では大した事は出来んだろうが……一応、解呪しておくか……」

 そう言うと師匠は呪文を唱え……。

 次の瞬間……とんでもない騒ぎが起きた。

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