表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔導兇犬録:哀 believe  作者: HasumiChouji
第七章:HIGH POWERED
65/83

(10)

「何で、お前が絡むと、いつも飯を作るのが私なんだ?」

「いいじゃねえか。お前の飯美味いし」

「そこそこ程度だ。あと、ウチの妹の前では、そう云う(ゆ〜)()うな。あいつの機嫌が悪くなる」

 山小屋の台所では、高木さんが朝食を作っていた。

「あの……あの人の妹さんの料理って……?」

 葵ちゃんがそう訊いた。

「料理やるのは好きだけど……材料に凝る割に……出来は……中の下ぐらいかな?」

「あと、出来が良い時と出来が悪い時の差がデカい。食べてみるまで、とんだバクチだ」

「なに……その……単純に下手な方がマシな……リアル過ぎる嫌さは……?」

 そうコメントしたのは……アカリちゃんだったが……。

「お前と同じだよ。根気が無くて大雑把」

「あ……いつか、『料理やるか?』みたいな事訊いたのは……?」

「ああ、何か、あいつの妹と同じタイプに思えたんでな」

「とりあえず出来たぞ。飯食ったら久留米に帰るから、洗い物は、そっちでやってくれ」

 高木さんがそう言って持って来たのは……大き目のダッチオーブンが2つ。

 片方には炊込みご飯。もう片方には野菜メインの具が多めの味噌汁。

 続いて運ばれてきたのは……一〇個入りの卵パックを2つ使ったネギ入りの炒り卵。

 更に、これまた大量のホウレン草とベーコンの炒め物。

 最後に、四〜五百g入りのヨーグルトが4個にメープルシロップ一瓶。

「もう帰っちゃうの?」

 高木さんにそう言った葵ちゃんだけど……。

「うん」

「って……何で、みんな、あたしの方見てんの?」

 嫌そうな顔のアカリちゃん。

「何なんだ、一体?」

 (ひなた)さんは、キョトンとした顔で、茶碗に炊込みご飯をよそっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ