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魔導兇犬録:哀 believe  作者: HasumiChouji
第七章:HIGH POWERED
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(8)

 周囲には、例の「恐怖を感じてる人間そっくりの『気配』を放つ御札」が撒き散らされていた。

「えいっ‼」

 目隠しをしてる(りん)ちゃんが、そう叫ぶと、(りん)ちゃんの「守護天使」の翼からいくつもの「気弾」が放たれる。

「うん、上出来だな」

「やっぱり、何が起きてるか判らん」

 上機嫌な(ひなた)さんと、首をかしげてる高木さん。

「ああ、この子は……『気』の感知の才能がとんでもない。目隠しした状態で、本物の人間と人間そっくりの気配を放つ呪符(フダ)の区別が付くようになった。それも、今日1日でだ」

「ああ……なるほど……で、お前のアイデアで作った御札に欠陥が有るって事か?」

「違う、この子の才能が凄いの」

「なるほど」

「でも、こっから難しいんだよなぁ……」

「何がだ?」

「少数対少数の戦いに限定すれば……1人の人間の『気配』を詳しく()る方向に才能を延してくのがいいけど……」

「それやると、どうなる?」

 ひゅん。

 何故か(ひなた)さんが、高木さんに向けて、軽くパンチを放ち……高木さんは、あっさり、そのパンチを払う。

「何やってんだ?」

「今、お前がやったのの『魔法』版が可能になる」

「ん? えっと……相手がどんな魔法を使うか、一瞬前に判るようになる、って事か?」

「そう云う事だ」

「でも、今の話の通りなら……お前がパンチを出す事が一瞬前に判っても、適切な防御が出来なけりゃ意味は無いだろ」

「そこが問題。理屈の上では、結構、凄い事が出来るようになるけど……肝心の『出来るようになる』までには、結構、時間がかかる。逆に……広範囲の人の気配を検知出来るようになると……えっとっ……何て言うか……」

「汎用性が高まる?」

「そうそう……でも、ゴールデン・ウィークの勝負みたいな状況では、そんなに役に立たない」

「色々と難しいな……」

「そろそろ、晩飯にするか……作ってもらえない?」

「何で、私?」

「『何で』って何でだ?」

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