表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔導兇犬録:哀 believe  作者: HasumiChouji
第七章:HIGH POWERED
61/83

(6)

「あ〜、(りん)ちゃん、触らせて〜」

「うん♪」

 春休み初日の朝早く、JR久留米駅に集合したあたし達だったが……。

「あ〜、あたしも触らせて……」

「私も……」

 続いて、向こうのチームの「あざと可愛い」担当さんが、いかにも「あざと可愛い」口調で……「知性派」担当さんがボソっとした口調で、そう言った。

(りん)ちゃん……その頭……」

 いつもはロングのポニーテールだった(りん)ちゃんだけど……。

「実は……私、長い髪、嫌いだったんだよね。癖毛だったんで、ストレートのロングにすんの大変だったんだよ。しかも、私、面倒臭がりなのに……」

「あ……ああ……そう……でも……」

 (りん)ちゃんの髪は……五分刈りで、しかもピンク色の染まっていた。

 ついでに、上着(ジャケット)も桜の花の模様の派手なモノ。

「あ……あと、実は、青って、あんまり好きじゃなかったんだよね。如何にも『知性派のフリしてます』って感じで」

「そ……そう……」

「私は……逆に髪延ばそうかな……?」

 そう言ったのは……向こうのチームの「一匹狼」担当さん。

「あ〜、ごめん……遅くなって……」

 その時、向こうのチームのリーダーさんの声。

「おい、始発で行くって言って……待て、何だ、その上着?」

 ところが、何故か(ひなた)さんの呆れたような声。

「え? 山に行くんでしょ?」

 向こうのチームのリーダーさんが着てるのは……迷彩模様のジャケット。

「あ……あのな……山に行くのに……山に入ったら目立たなくなる服着て……どうする気だ?」

「いや……だから……山に行くから……」

「だ・か・ら……何の為に山に行く気だ? 猿でも捕まえる必要があんのか? それとの誰かを待ち伏せして暗殺でもする為か? 万が一、はぐれたりしたら……どうやって探せってんだ?」

「あ……そっか……。あ……ああ……だから……みんな……そんな派手な格好してるんだ……」

「私は好きだから、この服だけど」

 そう答えたのは……(りん)ちゃん。

「そ……そう……。何か、かなりイメチェンしてない?」

「うん……。色々とフッ切れた」

「ところサイズは?」

 (ひなた)さんが、向こうのチームのリーダーさんに、そう訊いた。

「へっ?」

「服のサイズだ」

「えっと……ちょうどいいのは……女性用のMだけど……上着なんかは、ブカブカのが好みなんで……」

「判った……瀾に頼んで……後で適当なのを持って来てもらう」

「あ……そうだ……そっちのチームのみんなの本名をちゃんと聞いてなかったよね?」

 瑠華(ルカ)ちゃんがそう言った。

「金沢アカリ」

 まず、リーダーさんがそう言った。

「舟木サツキ。あらためてよろしくね」

 続いて、知性派担当さん。

「岩谷弥生ですぅ」

「だから……ここで芝居やる必要無いでしょ。あ……藤原葵。よろしくね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ