表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔導兇犬録:哀 believe  作者: HasumiChouji
第六章:恋する乙女は最強無敵
51/83

(5)

 背後から追って来るバン……距離をどんどん詰められる。

「イチかバチか……」

「あ……あの……何を?」

 ん?

 何か変な感じが……。

 バンが更に近づ……ん?

 バンの向きが急に変り……。

「ひょ……ひょっとして……このバイク……バックしてないッ⁉」

「ま……待って……バック出来るバイクなんて……」

 そこまで言った時……あたし達の乗ってるバイクが急停止……ん?

 急停止は急停止しでも……何か変な感じの急停止。

 そして、バイクは再び走り出し……カーブして細めの路地に入る。

「ああ、これ、ギア無しの電動バイクなんで……モータの回転を逆にするだけでバック出来る。……バイクのバックなんて、めったに使わない機能だけどさ」

「あ……あの……本当にバックして……その……」

「まさか、わざと、あの車と衝突しようとしたのッ⁉」

「でも……あっちの車も……衝突自動回避機能が付いてる車種だった。事故りそうになったら、自動運転に切り替わり、事故を回避出来るか、被害を最小限にするような動きをするは……」

「やめてぇぇぇぇッぇ‼」

 あたしとスペクトラム・スカーレットは同時に叫んだ……。

 でも……。

「あ……っ」

「ああああ……」

「どうした?」

「み……見えないんですか?」

「その手のモノだったら……霊感がほぼ(ゼロ)なんでな……」

 あたし達の進行方向には……銅像のような色の全長4mぐらいの「守護天使」が居た……。

「どこまでも……フザけた真似を……」

 背後から……男の人の声……。

「ねえ……あれ何とか出来たり……しない……?」

 一応、あたしはスペクトラム・スカーレットに訊いてみた。

「た……多分……無理です……。あたし……肉体を持ってる相手の方が向いてるんで……」

「おい……そこのチビ……。お前が棒手裏剣を投げるより……私の守護天使が……お前たちの中の誰かを殺す方が早いぞ」

「やれやれ……」

「詰みだな……。潔く投了しろ」

「な……何をする気なんですかッ⁉」

 スペクトラム・スカーレットが叫ぶ……。

「お前の望みを叶えてやるだけだよ……」

「へっ?」

「あこがれのプリティ・ガーネットと試合が出来るぞ。ただし……プリティ・ガーネットは勝負から下りたがってるらしいんで……洗脳した状態のプリティ・ガーネットだがな」

「え……な……何を……」

「何だったら……プリティ・ガーネットをお前専用の性奴隷にしてやってもいいぞ……。もちろん、自分の意志を失なったプリティ・ガーネットだがな……」

「ふざけないで下さいッ‼」

「そりゃ、こっちのセリフだ‼ 俺達の商売道具の分際で……」

「うわああああッ‼」

 あたしは叫びと共に守護天使を召喚し……。

「バカが……それが何を意味するか……判ってんのか?」

「えっ?」

()()()()()使()()()()()()()()()()()()()()()()()。つまり……こう云う真似も出来る」

 次の瞬間……。

「や……やめてぇッ‼」

 守護天使は……私のコントロールを離れ……高木さんとスペクトラム・スカーレットを攻撃しようと……。

 あたしは……思わず……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ