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魔導兇犬録:哀 believe  作者: HasumiChouji
第五章:Over the Limit
39/83

(5)

「どうした?」

 あたしの苦しそうな顔を見て、眞木さんのお姉さんは……そう言った。

「あの……狼男を『魔法』で攻撃したら……どうも、あらかじめ防護魔法をかけられてたみたいで……」

「魔法を破られた反動みたいなモノか?」

「は……はい……」

「おい……大丈夫か?」

「……何とか……」

「まて……まず……深呼吸して……」

「は……はい……」

「ゆっくり息を吸って……吐いて……その度に数を数えろ……」

「はい……」

「何も考えずに……呼吸と数を数える事に集中しろ」

「は……はい……」

 あまりの事に……パニックになりかけてるようだ……。

 心臓がバクバク言ってる。

「プリティ・ガーネットさんッ‼」

 その時、また……。

「あ……あの……魔法少女をやめるって嘘ですよね?」

「また……ややこしそうなのが来たな……誰だ?」

 声の主は……。

「えっと……ウチのライバル魔法少女チームの『スペクトラム・ペンタグラム』の……」

「光の使徒『スペクトラム・ペンタグラム』のリーダー、真紅の情熱の朝日、スペクトラム・スカーレットですッ‼」

 ……。

 …………。

 ……………………。

「……何だ、そのダサい名乗り……? あと、普段着でそれやるって正気か?」

 眞木さんのお姉さんが……呆れたような顔でツッコミ。

「この名乗りは……まだ、決定版じゃないんですッ‼」

「行こうか……」

「はい……」

「すまん、そこの公衆電話から救急車呼んでくれ。3人分な。内1人は……変な悪霊に取り憑かれてるらしいって伝えてくれ」

 眞木さんのお姉さんは……のたうち回ってる狼男と……目を回してる河童と江見さんを指差してそう言った。

「待ちなさいッ‼ この誘拐犯ッ‼」

「意味が判らん……」

「プリティ・ガーネットから手を放しなさい、この色魔ッ‼」

「お前、色魔って言葉の意味判ってんのか?」

 あたしと眞木さんのお姉さんは……バス停の前で、バスを待つ。

「どこに行く気ですかッ⁉」

「すまん……急ぎの用が無いなら……あそこに倒れてる阿呆どもの為に救急車を呼んでやってくれ」

「用なら有りますッ‼」

「何だ?」

「色魔の魔の手からプリティ・ガーネットを救うんですッ‼」

「……だから、色魔って言葉の意味、判ってんのか?」

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