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魔導兇犬録:哀 believe  作者: HasumiChouji
第二章:この世に神がいるのなら
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(4)

 到着したのは、鳥栖(とす)市内。

 駅の近くだけど、周囲は森のようになってる。

 車に乗ったままゲートで、一端、車が止まる。

「……って、何してんだ?」

「妹と喧嘩して家出中だ。ここ数日、知り合いの家に泊めてもらってる。今日は、バイトする代りに、ここの職員宿舎に泊めてもらう事になった」

「月1回のペースで、どっちかが家出してないか?」

「けど、伯父さんは『若い頃にお前の親父と兄弟喧嘩の1つもしとくんだった』って言ってたぞ」

「お前らの場合は喧嘩のし過ぎだ」

 ゲート横の小屋から出て来たのが、やたらと小柄な警備員さんだと思ったら……う……うそ……。

 また……会った。

「ま……眞木さんの……お姉さん……?」

「あ……ああ……そう言や、あいつの妹と同じ制服だけど……でも、あいつは学校違うだろ」

「ウチの学校では有名人ですけど……何で、ここに居るんですか?」

 そう言ったのは(りん)ちゃん。

「ここの役員の親類だ。たまにバイトしに来てる」

「……そうなんですか……」

 その先にはマンションか学生寮か一般企業の社員寮を思わせる5階建ての建物。

 学校に有ってもおかしくない位の広さの運動場を兼ねた中庭付き。

 中に入ると、1階は食堂とロビーになってた。

「2人部屋が2つ空いてる。風呂は……各部屋に有るシャワーと1階の大浴場の好きな方を使ってくれ」

「こ……ここ……どこからお金出てんだろ?」

 瑠華(ルカ)ちゃんがボソっと呟くと……。

門司(もじ)の高木製作所って知ってるか?」

「えっと……強化服(パワードスーツ)のメーカーでしたっけ?」

「あそこの創設者が作った慈善財団が半分近くの金を出してる。それに、社会貢献は民間企業の宣伝としてはコスパが()いらしいからな」

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