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魔導兇犬録:哀 believe  作者: HasumiChouji
第一章:覚悟完了!
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転章

「おい、おっちゃん達、いつまでかかるんだ?」

 俺達をここまで連れて来たチンピラの1人が、そう言った。

「おい、返事は?」

「は……はい……」

「『はい』じゃ判らねえよ。いつまでかかるかと聞いてんだ?」

「は……はい……」

「おい、いい齢して、人間の言葉が判らねえのかよ? あんた、人間か? それとも動物か?」

「す……すいません……」

 どこかも良く判らない山奥だ……。

 俺達は……2〜3発殴られて……チンピラどもに抵抗する意志や気力を失なった。

 そして、俺達はスコップを渡され、穴を掘らされ続け……ん?

 掘り当てたモノが何か判るまで、しばらく時間がかかった……。

 そして……それが何か理解した途端……。

「あああああ……あひゃひゃひゃぁ〜ッ‼」

「おい、どうし……」

 LED懐中電灯の光が……俺と……「それ」を照らす。

「おい、村山、ちょっと来い」

 リーダー格らしいチンピラが、手下らしいのを呼び付けた。

「は……はい……」

 ボゴォっ‼

 村山と呼ばれたチンピラは蹴り飛ばさられて……俺が掘っていた穴の中に落ちる。

「何、考えてやがる? ここ、前に他の奴を埋めた所じゃね〜かッ‼」

「す……すんません」

「ボケ、そのおっちゃん達を手伝ってやれ」

 俺が掘り当てたモノは……白骨死体と腐乱死体の中間ぐらいの死体だった。

「あ……あの……村山さんて言いましたっけ?」

「何だよ?」

「この穴……何の為の穴ですか?」

「まだ、判んねえのか? 阿呆なおっさんだな……」

「え……えっと……」

 何でだ?

 俺と友達の牟田口がやった事は……御当地「魔法少女」へのファン活動だ……。

 い……いや……途中で割り込んできたゴリラ女の言う通りストーカーだと勘違いされても仕方ないかも知れない……。

 でも……。

 魔法少女の1人「プリティ・トパーズ」は、「マネージャーや弁護士と話し合ってくれ」……そう言っていたが、やって来たのはチンピラどもだった。

 そして、この山奥に連れて来られ……。

「えっ?」

 その時、チンピラのリーダー格らしいのが変な声をあげた。

 ドサリ……。

 人が倒れる音。

 やがて怒号……更には銃声……やがて……。

「まったく……どいつもこいつも悪事をやるなら、せめて、少しは頭を使って欲しいものだな。悪手にも程が有る」

 その声は……あの御当地「魔法少女」を騙っていた関東難民のクズどもと……そう変らない齢らしいメスガキのモノだった。

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