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10.決まってしまったこと

明日から2021年ですね。本当は今日にこの話を終了させる予定でしたが終わらなそうなので、あと一週間ぐらい連載が続きそうです。今回は時間がなかったため短めの投稿になっています。

次の日、魔法測定の結果を両親に伝えた私は大変なことになっていた。



なぜ私は今王城にいるのでしょうか。



私は今王城の貴賓室のサロンのカウチに座っている。


目の前にはこの国の王様に王妃様、横にはお父様とお母様。



...えっと、この状況はどういう状況なのでしょうか?



王様が口を開く。


「さて、今日はアリシナ嬢の魔法属性についての話と聞いておるが。ガルロ、私は天を教えればよかったかな?」


王様はロストワール様に似た顔でブロンドの髪を肩まで伸ばしていてターコイズブルーの瞳をしていていかにも王族というような威厳がある。



「そうなんだ、フルク。私とリーリアは光と闇を教えられるがあいにく天と精霊は教えられなくてね。」


お父様は紅茶を一口飲んでからそう答える。



王様は少し考える顔をしてから答える。


「ふむ、なるほどな。フレア、貴方はどうする?」



王妃様は微笑みながら答える。


「私はもちろん精霊魔法を教えさせていただく予定ですよ。」


えっと、それは...決定なのですね。



王様は王妃様に微笑みながら答える。


「フレア、君は何もしなくてもいいんだよ?私がどちらとも教えるというのでも。」



王妃様はさらに笑みを深めながら答える。


「あら、フルクこそ何もしなくてもよいのですよ?私がどちらとも教えるので。」


王妃様、笑顔が怖いです。



なぜか王様と王妃様の間に火花が散っているように見えるのはきっと私の幻覚でしょうか...。



少しの沈黙が部屋に流れる。


するとお母様が突然口を開く。


「そんなに迷うのでしたら異国の方にお願いしようかしら。確かティアドラ王国に...。」


「わかりました。仕方ありません、フルクは天を、私は精霊をということにしましょう。」


お母様が言い終わる前に王妃様が答える。



「...ああ、ではそうしようか。ということでガルロそのように予定を調節してくれ。」


と少し納得いってなさそうな顔をしながら言う王様。



「わかりました。ありったけの仕事を詰めておきますね。」


と笑顔でお父様は答える。


...きっと私のお父様は不敬罪でいつか牢屋に閉じ込められる日が来るでしょう。



「ということでよろしくお願いしますね。...アリシナと呼んでもいいかしら?」


と王妃様が私のほうを向く。



「はい王妃様、こちらこそお願いします。どうぞ呼びやすい呼び方でお呼びください。」


と私が答えると王妃様は少し口を尖らせた。



「アリシナ、私たちはいつか家族になるのだから私のことはフレアと呼んでほしいですわ。」



私は少し考えた後に答える。


「わかりました、フレア様。」



今度は王様が口を開く。


「では私のことはフルクと呼びなさい。私はアリシナと呼んでもよいか?」



...えっと、この国の王様を名前で呼んでもよいのでしょうか。



私はお父様の方を見る。


お父様が頷いているのでたぶん大丈夫だろう、それで罪にかけられそうになったらお父様を道ずれにしましょう。



「わかりました。よろしくお願いします、フルク様。」



王様が「本当はお父様がいいんだが。」とつぶやいていたことは聞かなかったことにした。



予定を決めたところ、私はお泊り会を開く前日までみっちりと王城で魔法の練習をすることに決まった。


明日から早速始めるんだとか。



それにしても交代しながらするにしても私の休み時間がほとんどないのですが...?


私の魔力は大丈夫かしら?





私は知らない、国王様がお父様にほとんど仕事を押し付けていることに。


そして魔法の練習が終わった後に、お父様が国王様を執務室に閉じ込めているということに。

次回の投稿は明日の20時です。本編を投稿するまであと1日、というか1月1日になった時にちょうど投稿させていただく予定です。本編のほうもぜひ見ていただけると嬉しいです。

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