表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Outlaw 世界最強の無法者  作者: 気狂い作家
8/18

蹂躙

今日は、気狂い作家です。

だいぶ投稿が遅れましたが、おかげで前書きで書く内容ができました。次回から使っていきます。

それではどうぞ。


「結局、ジョン・ラッドはHWDSが集めている反社会的組織のスポンサーに過ぎなかった。だが、奴らは金の出所を失っている。本気で俺達を潰そうとしてるなら、更なる動きがあるはずだ。」


「俺達がギャンゴルド銀行から奪った宝石を預けた奴を捕まえたら、今度はHWDSとやらが関わってきた。最近はいつもそうだな。お前と出会う前からこのスタンスだけは変わらねぇ。」


現実をいくら再確認しても、結局相手は見えないままだった。しかし、彼らの強さなら相手が見えなくても関係はない。所詮は人間であるが故に、彼らにとっては敵でもなんでもない。


「あの豪邸を警備していた会社は、どうせHWDSの思惑なんざ何もしらねぇ。奴らの事を知るためには、直接乗り込むしかないな。この近くだとシティ東部に支局が一軒ある。殴りこむか?」


「もちろん!奴らに弁えとやらを教えてやるぜ‼︎」


〜クレイシティ東部HWDS支局〜


「にしても、こんなちっぽけな支局にこれだけの警備とは、奴らは本当に何かを隠してるな。」


目視できる範囲には(エヴンの場合、建物の中でも肉眼で確認可能だが)14人の警備がおり、明らかに支局1つにつける警備の良じゃない。


「確か、国中に支局が50箇所以上あるはずだよな。それぞれにこんな数の警備を付けてたら絶対人数足りねーよ。どんだけ警備会社を味方につけてんだ?」


「中からはエレメントを少ししか感知出来ない。ここに亜人類種はいないようだ。」


明らかに異常な数の警備に加え、HWDSは国からも高い支持を得ており警察や公務員の査察も入らないそうだ。隠れて悪事を企てるにはベストポジションだ。


「入口の奴らは任せろよ。」


完全に油断していた入口の警備員は、エヴンの瞬間移動と音速を超えた拳で遥か遠くに吹っ飛ぶこととなった。辺りにが飛び散るが、一切の物音を立てずに行われたソレには誰も気づかなかった。


「なあなあ、他の警備員と職員は俺がぶっ倒してもいいか?さっきから奴らの悲鳴と断末魔が聞きたくてたまらねーんだよ!」


「わかったよ。派手にやってこい。」


エヴンから殺戮の許可を得た条は手綱を外したドーベルマンのように獲物に突っ込んでいった。


「こっちはこっちで、せめてここのボスと会わなきゃな。それと奴らに関する情報を全て持ち帰るぞ。」


〜2分後、支局長室〜


「よう。早速だが、お前はここの支局長だよな?生憎と、お前は後数時間で消し炭になるぜ。」


「何を訳の分からん事を。警備員!この馬鹿をさっさと捕らえろ‼︎」


どうやら目の前にいる馬鹿は電話で警備を呼ぼうとしているようだが、既に条が警備員を全員ゆっくりと痛め付けている頃だろう。そんな状態で駆けつける奴がいたら勲章ものだ。


「残念だが、ここの警備は俺の相棒がぶっ倒したぜ。後は貴様だけだ。」


「ええい、薄汚い犯罪者風情が!私を誰だと思ってる!私はこのHWDS支局長を任命された男だ!お前のような低俗下劣で品の無い下等生物とは住む世界が違うのだ!」


「エヴンお待たせー。いやーしかし彼奴らを1人1人ぶっ倒すのは楽しいけど時間かかり過ぎたな。それで?後はアレをぶっ倒せば終わりか?」


「ちょうどいいわ!相棒とやらも来たのだ。貴様らが今どれ程愚かな行為をしているか教えてやろう!今貴様らは国からも高い支持を得るHWDSに喧嘩を売った!貴様らは竜の尾を踏んだのだ‼︎それだけではない!貴様らは犯罪という下劣な行為をしたのだ。貴様らは社会の恥晒しなのだ!思い知ったか‼︎」


「お前の言う事は、そこそこ当たってる。だがな、お前は戦闘狂に自尊心があると思うのか?」


この1言が放たれた直後、条によって支局長は消し炭にされ、事実上HWDS東部支局は崩壊した。翌日に警察が到着、事件の惨状が警察上層部に伝えられた。


〜警察本部〜


「HWDSの東部支局が何者かに襲われたようだ。彼らとDEMONの取引に関する資料ばかり奪われているところから察するに、明らかに彼らに喧嘩を売っている。」


「HWDSの悪行が明るみに出ると、我々も彼らに手を貸していることがバレてしまう。それだけは避けねばならない。『何があっても犯人を処刑せよ』と彼らに伝えろ。」


警察上層部にしては、あまりにも不穏な会話が繰り広げられている。「エヴン達を殺害しろ」という旨の内容だが、エヴン達の強さを考慮するとあまりにも無理がある。


〜一方その頃、エヴン達は〜


「どうやら、HWDSがDEMONと取引しているのは確実なようだ。奴らが協力して何をしてるのか知らねーが、俺達に喧嘩を売ったからには殲滅あるのみだ。宇宙開発センターもこいつらの協力関係に一枚噛んでいるようだしな。」


「あいつら、相当な阿呆だな。俺達にボコボコにされた時点で大人しく降伏してれば見逃してたかもだが、無駄に抗うから痛めつけたくなっちゃうじゃねーかよ。」


つい先ほど犯罪をしまくったばかりだが、この2人は一切心を痛める様子はない。そもそも人の心を持たない戦闘狂が良心の呵責に悩まされるはずはないのだが。


「さて、どうやらHWDSは宇宙開発センターに注文した『エレメントを燃料にしたエンジン』が無事に届いたなら、今度は『新型ミサイル』の共同開発を持ちかける予定だったらしいぞ。」


「ああ?新型ミサイルだあ?」


「これに関する資料がほんの一握りしかない辺り、よほど徹底した情報管理が行われているようだ。となると、恐らくこの『新型ミサイル』が鍵だ。ジョン・ラッドが預けた宝石と、宇宙開発センターに注文したエンジンは恐らくセットなのだろう・・・今わかるのはここまでだ。後は、HWDSの本部に行かなきゃわからねぇ。行くか?」


「トーゼン!」

いかがでしょうか?

エヴン達は自分の能力を悪用して金儲けや暇つぶしに役立てているバカです。

それではまたいつか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ